images翁長知事は、はっきりと辺野古新基地建設反対を行動でも示した、と、思います。

「埋め立て承認の撤回」が、実際に、具体的に、どのような意味があるのか、私にはよくわからないのですけれど。

しかし、いま、ちょっと弱り目の政府、どうするでしょうか。

先日、保釈された、山城議長も参加していた、と、報道されています。
大丈夫かなあ。


NHKのニュースサイトから

沖縄 翁長知事 移設阻止へ「埋め立て承認の撤回」明言

沖縄県の翁長知事は、名護市で開かれたアメリカ軍普天間基地の名護市辺野古への移設に反対する集会に出席し、移設を阻止するため、新たに辺野古沖の「埋め立て承認の撤回」をすることを初めて明言しました。

名護市辺野古で開かれた反対集会には主催者の発表でおよそ3500人が参加し、沖縄県の翁長知事が就任後、初めて出席しました。
アメリカ軍普天間基地の名護市辺野古への移設をめぐり、翁長知事は去年12月、裁判で敗訴が確定したことを受け、辺野古沖の「埋め立て承認の取り消し」を撤回し、政府は先月から海上での工事を進めています。
集会で翁長知事は「私たちは、絶対に辺野古に新基地は造らせないという思いでここに結集している。きょうから沖縄の新しい闘いが始まる」と述べました。そのうえで「あらゆる手法をもって、撤回を力強く必ずやる」と述べ、移設を阻止するため、新たに辺野古沖の「埋め立て承認の撤回」をすることを初めて明言しました。
翁長知事は「埋め立て承認の撤回」は、裁判で認められなかった「埋め立て承認の取り消し」とは違い、承認後に新たに撤回する理由が出てきた場合に行えるとしています。
翁長知事は集会のあと記者団に対し「埋め立て承認の撤回」の時期について「今、具体的に何月と答えることはできないが、必ずやるということだ」と述べました。

集会参加者の声
集会に参加した沖縄市の73歳の男性は「沖縄は島じゅうが基地だらけという状況で、新たに基地を造ることは許せません。海上で工事が進んでいる怒りをこういう場でしか表せないのが悔しいです」と話していました。
また、東京から参加した61歳の女性は「政府はこれだけの反対の声をきちんと受け止めて、立ち止まらなければならないと思うが、それを強行突破して工事をするというのは絶対に許せない」と話していました。

(引用終わり)

毎日新聞から

辺野古移設
翁長知事、埋め立て承認処分「撤回」を初明言

移設反対、断念求める大規模な集会に初参加
 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への県内移設に反対し、移設断念を求める大規模な集会が25日、辺野古の米軍キャンプ・シュワブのゲート前であり、3500人超(主催者発表)が参加した。2014年12月の就任以来初めて翁長雄志知事が辺野古での集会に出席し、前知事による辺野古沿岸部の埋め立て承認処分について「あらゆる手法で撤回を力強く必ずやります」と述べた。知事が撤回の意向を明言するのは初めて。

 集会で知事は「これから沖縄の新しい闘いが始まるということで参加した。心を一つにして新辺野古基地は絶対に造らせない」と語った。ただ撤回で承認の効力を失わせても、国は即座に対抗措置を取るとみられ、どこまで工事が止められるかは未知数だ。
 国が4~5月にも護岸工事を始められるよう海上での作業を進めているのに対し、辺野古移設に反対する団体や政党、企業などで構成する「オール沖縄会議」が集会を主催。有効な対抗手段が見いだせない中、翁長知事は辺野古での集会に初参加することで移設阻止の決意を改めて強く示し、攻勢に転じたい考えだ。
 集会では「世界一危険な普天間飛行場の危険性を放置し続け、20年以上固定化し続けている一番の当事者は日米両政府である」と指摘した上で、「違法な埋め立て工事の即時中止と辺野古新基地建設の断念を強く日米両政府に求める」とする決議を採択した。
 辺野古移設を巡っては、翁長知事による埋め立て承認の取り消し処分を違法とする最高裁判決が昨年12月に確定し、政府が工事を再開。今年2月からは海上工事に着手した。埋め立てに必要な県の岩礁破砕許可が今月末で期限切れとなるが、政府は「許可は不要」として工事を続ける方針。県は工事の差し止め訴訟を起こすことも検討している。
 集会の前には、辺野古移設などに抗議する活動を巡って威力業務妨害罪などに問われ、約5カ月の勾留の後に今月18日保釈された、沖縄の反基地運動のリーダーで沖縄平和運動センター議長の山城博治被告(64)も姿を見せた。