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稲田氏が、防衛大臣として、その任に能わない、ということは、私は、もう就任前から主張しておりますが、その方向になりつつあります。

市民団体から文書の開示請求があり、「戦闘」と書かれた日報の開示への対応をどうするか、防衛省内で調整が行われた時、稲田氏が、安倍首相官邸側の意向も確認して、「文書は破棄して存在しない」ということにした、のだろうと、私は思います。

この判断が、稲田氏の防衛大臣としての任に不適ということがわかるのですが、その根は、安倍首相や菅官房長官の了解のもとに行われたのだろうと思いますから、「隠蔽」が行われた範囲が防衛省を超える、ということになります。

今の状況について、私は、この国の民主主義、自衛隊という実力組織に対するシビリアンコントロールの点から疑問を感じるようになってきました。

現場の自衛隊や制服組、それに、自民党の防衛族議員たち、稲田氏を担ぐことに辟易していることが感じられます。

そして、アメリカ軍から、そのようなニュアンスが伝えられてきているのだろう、と、想像しています。


朝日新聞から

PKO全日報、電子データで見つかる 野党追及の構え

 南スーダン国連平和維持活動(PKO)派遣部隊の日報をめぐる問題で、2012年の派遣開始以来のすべての日報が電子データの形で見つかった。稲田朋美防衛相は17日、「隠す意図はなかった」と強調したが、野党は「組織的な隠蔽」と位置づけ、追及する構えを強めている。

 防衛省によると、日報は統合幕僚監部内の二つの部署のコンピューター端末で複数のフォルダーに分けられて保管されていた。統幕トップの統合幕僚長に報告する際の基礎資料として使うためだったという。
 武田博史報道官は同日の定例記者会見で、「(日報すべてが)一括して管理された形で保存されていたということではない。探索しきれなかった。大臣からさらに探索するよう指示があって、再度日報にアクセス可能な部局に広げて探索した」と説明した。

(引用終わり)