なぜ、防衛省自衛隊が、稲田防衛大臣が窮地になるような資料を公表するのか。
その背景にあるものがなにか、考えています。
防衛省や自衛隊の官僚たちが、稲田氏に仕えることに愛想をつかした、ということがあるのは間違い無いのですが、その背景にある動きはなにか、ということで、小池都知事や文科省の天下り問題と同根の、ポスト安倍をねらった政治的な動きによるもの、と、思っていますが、さらにもう一つ、アメリカ、いや、アメリカ軍の官僚たち、が、稲田防衛大臣を忌避することにした、のかもしれません。
この事態に、自衛隊の防衛関係の族議員たちが、静かに口を閉ざしているのにも、違和感を持っています。
彼らをだまらせることができるもの、は、やはり、アメリカではないか、と、思うのです。もちろん、次の防衛大臣の座をねらっている議員も多いとは思いますけれど。
アメリカ側の動きと連動したものだとすれば、アメリカのその判断となったものは、やはり、年末の靖国神社参拝が、最後の引き金だったのかもしれません。
あ、オバマ大統領と一緒に真珠湾を訪問した安倍首相自身も、その直後に稲田防衛大臣が靖国神社を参拝したことに、すべて台無しにするのか、と、激怒したそうですけれど。
今、アメリカを訪問している安倍首相は、アメリカで、稲田氏を切ることを約束してくる可能性があります。
ポスト安倍の一人とも目されていた稲田氏が、政治家として失脚することに、私は安堵を覚えますが、しかし、このようないきさつですと、これからの日本政治にとって、私は2つの危惧をもたざるをえません。
防衛省の官僚機構や、実力部隊としての自衛隊がきちんと民主的なコントロール下にあるのか、つまり、シビリアンコントロールが効いているのか
アメリカ、いや、アメリカ軍という実力組織の政治力は、日本の政治にも大きな影響力を持っているのではないか
ということです。
NHKのニュースサイトから
防衛省が新たに文書公開 南スーダン武力衝突拡大の様子記す
防衛省が南スーダンでのPKO活動に関する文書を破棄したとしていた問題で、防衛省は保管していた文書の一部を新たに公開しました。この中では、「政府軍の攻撃ヘリや戦車の動きを確認」など、武力衝突の規模が拡大していく様子が記されていました。
防衛省は、南スーダンでPKO活動にあたる自衛隊の派遣部隊の日報を情報公開請求されたの対し、いったんは破棄したと説明しましたが、その後、一転して撤回し文書の公開を始めています。
公開を進めているのは、自衛隊の宿営地がある首都ジュバで政府軍と反政府勢力の武力衝突が起きた去年7月7日からの6日分で、今回は衝突が続く状況を記した日報が新たに公開されました。
この中には、「政府軍の攻撃ヘリや戦車の動きを確認」とか、政府軍や反政府勢力以外にも「民間人約25名が死亡した模様」など、武力衝突の規模が拡大していく様子が記されていました。
また、「情勢がさらに悪化した場合、最悪のケースを想定した対応も準備を検討することが必要」という記述もあり、現地の部隊が急速に悪化する治安情勢に対し警戒を強めていたことがわかります。
防衛省は、南スーダンの治安情勢は予断を許さない状況が続いているとしていて、今後も部隊からの情報を踏まえて安全確保の状況を慎重に見ていくことにしています。
その背景にあるものがなにか、考えています。
防衛省や自衛隊の官僚たちが、稲田氏に仕えることに愛想をつかした、ということがあるのは間違い無いのですが、その背景にある動きはなにか、ということで、小池都知事や文科省の天下り問題と同根の、ポスト安倍をねらった政治的な動きによるもの、と、思っていますが、さらにもう一つ、アメリカ、いや、アメリカ軍の官僚たち、が、稲田防衛大臣を忌避することにした、のかもしれません。
この事態に、自衛隊の防衛関係の族議員たちが、静かに口を閉ざしているのにも、違和感を持っています。
彼らをだまらせることができるもの、は、やはり、アメリカではないか、と、思うのです。もちろん、次の防衛大臣の座をねらっている議員も多いとは思いますけれど。
アメリカ側の動きと連動したものだとすれば、アメリカのその判断となったものは、やはり、年末の靖国神社参拝が、最後の引き金だったのかもしれません。
あ、オバマ大統領と一緒に真珠湾を訪問した安倍首相自身も、その直後に稲田防衛大臣が靖国神社を参拝したことに、すべて台無しにするのか、と、激怒したそうですけれど。
今、アメリカを訪問している安倍首相は、アメリカで、稲田氏を切ることを約束してくる可能性があります。
ポスト安倍の一人とも目されていた稲田氏が、政治家として失脚することに、私は安堵を覚えますが、しかし、このようないきさつですと、これからの日本政治にとって、私は2つの危惧をもたざるをえません。
防衛省の官僚機構や、実力部隊としての自衛隊がきちんと民主的なコントロール下にあるのか、つまり、シビリアンコントロールが効いているのか
アメリカ、いや、アメリカ軍という実力組織の政治力は、日本の政治にも大きな影響力を持っているのではないか
ということです。
NHKのニュースサイトから
防衛省が新たに文書公開 南スーダン武力衝突拡大の様子記す
防衛省が南スーダンでのPKO活動に関する文書を破棄したとしていた問題で、防衛省は保管していた文書の一部を新たに公開しました。この中では、「政府軍の攻撃ヘリや戦車の動きを確認」など、武力衝突の規模が拡大していく様子が記されていました。
防衛省は、南スーダンでPKO活動にあたる自衛隊の派遣部隊の日報を情報公開請求されたの対し、いったんは破棄したと説明しましたが、その後、一転して撤回し文書の公開を始めています。
公開を進めているのは、自衛隊の宿営地がある首都ジュバで政府軍と反政府勢力の武力衝突が起きた去年7月7日からの6日分で、今回は衝突が続く状況を記した日報が新たに公開されました。
この中には、「政府軍の攻撃ヘリや戦車の動きを確認」とか、政府軍や反政府勢力以外にも「民間人約25名が死亡した模様」など、武力衝突の規模が拡大していく様子が記されていました。
また、「情勢がさらに悪化した場合、最悪のケースを想定した対応も準備を検討することが必要」という記述もあり、現地の部隊が急速に悪化する治安情勢に対し警戒を強めていたことがわかります。
防衛省は、南スーダンの治安情勢は予断を許さない状況が続いているとしていて、今後も部隊からの情報を踏まえて安全確保の状況を慎重に見ていくことにしています。
コメント
コメント一覧 (1)
自衛隊の制服組は、この対応に違和感を感じているかもしれません。
NHKのニュースサイトから
南スーダンPKO日報 「抗争」が「戦闘」に変化
防衛省が破棄したとしていた南スーダンでのPKO活動に関する文書が保管されていた問題で、防衛省は去年7月の武力衝突の発生時の文書を新たに公開しました。この衝突について、「抗争」という表現が途中から「戦闘」に変わっていて、急速な治安情勢の悪化に現地の部隊が危機感を強めていたことがうかがえます。
防衛省は、南スーダンでPKO活動にあたる自衛隊の派遣部隊が記した「日報」について、情報公開請求に対し、いったんは破棄したと説明しましたが、その後一転して撤回し文書の公開を進めています。
新たに公開されたのは、自衛隊の宿営地がある首都ジュバで、政府軍と反政府勢力の大規模な武力衝突が始まった去年7月7日からの3日分です。
この中では、武力衝突が7日の午後8時から始まり、自衛隊の宿営地の南西で発砲音がおよそ15分の間に30発以上確認されたことが記されていました。
また、武力衝突について、当初は「抗争」と記されていましたが、3日目の7月9日の報告からは「戦闘」という表現に変わっていて、急速な治安情勢の悪化に部隊が危機感を強めていたことがうかがえます。
武力衝突を「戦闘」と表現していたことについて、防衛省は一般的な意味で使ったもので、PKO参加5原則に影響する法的な意味での「戦闘行為」を意識したものではないと説明しています。