svg今、政権交代期のため、アメリカ政府は混乱が続いています。

現在の司法長官代理は、オバマ大統領のときに起用された方だそうで、トランプ大統領が司法長官に指名したセッションズ上院議員が連邦議会で承認されるまで、が、任期だそうです。

トランプ大統領が、その政権人事として指命した人の中で、連邦議会の同意が得られたのは、今のところ、国防長官と国土安全保障長官だけ、だと思います。

ということで、議会での公聴会や議論もありそうなので、トランプ大統領の命令が、政府全体に行き届くにはまだまだ、という感じがします。


朝日新聞から

米司法長官代理が反旗 入国禁止令に従わないよう通知

 米司法省のサリー・イェイツ長官代理は30日、トランプ大統領が命じた中東・アフリカ7カ国からの入国禁止措置について、大統領令に従わないよう同省に通知した。イェイツ長官代理はオバマ前政権で起用されたが、トランプ氏が指名したセッションズ上院議員が連邦議会で承認されるまで同省のトップを務める。

 イェイツ長官代理は30日、「私には、常に正義を追求し、正しいことを弁護するという司法機関に与えられた厳粛な責務を果たし続ける責任がある」とし、「大統領令を弁護することがこの責務を果たせるとの確信も、大統領令が合法という確信もない」との書簡を同省に通知した。さらに、「私が司法長官代理である限り、司法省は大統領令を弁護しない」と強調した。