svgメキシコとの国境の壁の建設費は、メキシコからの輸入品への関税をあてる、と、トランプ大統領は考えをのべたそうです。
メキシコに進出している日本企業にとっては、とんでもない、ということでしょう。
もちろん、NAFTAという、正式な国際協定が結ばれていますから、アメリカが一方的に、簡単に関税をかけることは不可能です。

メキシコはがんばっていますが、アメリカのトランプ政権と対等に渡り合うことはできない、と、私は見通しを持っています。

ドラえもんに出てくる、のび太の友達、ジャイアンを思いだします。

メキシコが、どこまで頑張れるか、踏ん張れるか、を、同じような状況にある私達もよく見ておかねばならない、と、思います。

経済規模からは、日本は、メキシコより、立場が強いとは思いますけれど、でも、政治や軍事戦略的に、日本は不利な状況にありますからね。

安倍首相や稲田防衛大臣などが、オウムのように繰り返すフレーズをここで述べておきます。

「大きく変化する東アジア情勢」

これが、アメリカが日本に対する人質でもあります。
また、日本国内には、日本の首都も含めて、特殊部隊も含めた、強力なアメリカ軍が駐留しており、日本政府の喉元に匕首をつきつけたような感覚にもおそわれます。

アメリカとの経済交渉が対等な立場で行われることはない、と、思います。


NHKのニュースサイトから

トランプ大統領 壁の建設費でメキシコの輸入品に課税へ

アメリカのトランプ大統領は、メキシコとの首脳会談が中止になったことについて、「メキシコがわれわれに敬意を持って接しないかぎり、実りがない」と述べたうえで、国境沿いに築く壁の建設費用に充てるため、メキシコからの輸入品に課税する考えを示しました。

アメリカのトランプ大統領は26日、東部ペンシルベニア州で開かれた共和党の会合で演説しました。
この中でトランプ大統領は、メキシコのペニャニエト大統領が中止すると発表した首脳会談について、「取りやめることで合意した」と述べ、双方合意のうえで中止の結論に至ったという認識を示しました。
そして、アメリカはメキシコとの不公平な取り引きで多額の貿易赤字を抱えていると主張し、「メキシコがわれわれに対し公平かつ敬意を持って接しないかぎり、会談をしても実りがない」と述べて、NAFTA=北米自由貿易協定の見直しを迫る考えを改めて示しました。
さらにトランプ大統領は、メキシコとの国境沿いに壁を築くよう命じる大統領令に署名したことを受け、壁の建設費用に充てるため、メキシコからの輸入品に課税できるよう税制改革を進める考えを示しました。
演説のあと、ホワイトハウスのスパイサー報道官は記者団に対して、「メキシコからの輸入品に20%の税金をかける」と説明していて、メキシコ側の反発が予想されます。

ホワイトハウス「再び日程探す」 民主党は強く批判
メキシコのペニャニエト大統領が、今月31日に予定されていたアメリカのトランプ大統領との首脳会談を中止すると発表したことを受けて、ホワイトハウスのスパイサー報道官は26日、記者団に対し「われわれは将来、再び日程を探すつもりだ。対話はオープンだ」と述べ、会談を再調整したいという意向を示しました。
一方、アメリカ議会上院の外交委員会で野党・民主党の責任者を務めるカーディン議員は声明を発表し、「トランプ大統領は就任から1週間足らずで、極めて重要な外交関係の1つに深刻なダメージをもたらしている」と指摘しました。
そのうえで、「アメリカはメキシコと協力してこそより安全になる。トランプ大統領は、機能しない国境沿いの壁の建設に多額の税金をむだづかいし、アメリカの国際的な立場を弱めようとしている」として強く批判しました。

大統領執務室のカーテンを金色に
トランプ大統領は就任後、ホワイトハウスにある大統領執務室のカーテンを、オバマ前大統領が使っていた深紅のものから、金色に変えました。
アメリカのメディアは、トランプ大統領が金色のカーテンを選んだ理由について、大統領は金色が好きで、トランプタワーにある自分の部屋と同じ雰囲気にしたかったのではないかと伝えています。