svg任期終わりを迎えたオバマ大統領の「善政」が行われていますが、あとを継ぐトランプ氏はすぐにひっくり返すかもしれませんけれど。

イスラエルは国連安保理の非難決議に反発しています。

しかし、北方領土や竹島の問題をみていても感じますが、「実効支配」ということ、本当に大変な重みがある、と、思います。

北朝鮮の乱暴な振る舞いを、「国連決議に反し」と形容詞句がつきますが、イスラエルも同様になるのかしら。
そもそも、「国連決議に反していない」国が、この地球上にあるのかしら。


読売新聞から


イスラエル、国連資金拠出停止…非難決議に対抗

 イスラエルのネタニヤフ首相は24日、同国で政府軍関係者を前に演説し、国連機関への資金拠出の停止を指示したことを明らかにした。

 パレスチナ占領地での入植地建設を巡り、国連安全保障理事会がイスラエルを非難する決議を採択したため、対抗措置に出たとみられる。
 拠出停止の対象となったのは、パレスチナ問題に関わる五つの国連機関。拠出を予定していた額は計約3000万シェケル(9億円相当)だった。ネタニヤフ氏は「追加の対抗措置を取る」とも述べた。具体的には、更なる拠出金停止や、イスラエルに駐在する国連機関代表の受け入れ拒否などが念頭にあるとされる。
 国連安保理は23日、イスラエルが1967年に占領したヨルダン川西岸や東エルサレムでのユダヤ人入植活動について「国際法に違反し、(パレスチナとの)2国家共存の実現の障壁となる」とする非難決議を採択した。決議では入植活動の「即時停止」も求めた。

(引用終わり)

NHKの報道によれば、国連に反発するだけでなく、賛成した国の大使にも抗議をしているようです。

NHKのニュースサイトから

イスラエル 入植停止決議案に賛成した国の大使らに抗議

国連の安全保障理事会でイスラエルに対して、占領地への入植活動を即時停止するよう求める決議が採択されたことを受けて、イスラエル政府は25日、決議案に賛成した日本を含む10か国のイスラエル駐在の大使などを呼び出して抗議しました。

国連安保理では23日、イスラエルが占領するパレスチナのヨルダン川西岸などで行っているユダヤ人の入植活動について、国際法に違反しているとして、即時停止するよう求める決議が採択されました。
イスラエルのメディアによりますと、イスラエル外務省は25日、日本を含む決議案に賛成した安保理のメンバー14か国のうち、イスラエルに駐在する10か国の大使を呼び出し、抗議しました。
外交筋によりますと、日本の冨田浩司大使も呼び出しを受けましたが、日程の調整がつかないとして、ナンバー2に当たる公使が対応し、日本政府の立場を説明したということです。
さらに今回の決議をめぐっては、イスラエルを擁護する立場から、繰り返し拒否権を行使してきたアメリカが棄権に回ったとして、イスラエルのネタニヤフ首相は、アメリカのシャピーロ大使を直接呼び出すことにしています。
イスラエルのメディアは、こうした措置は極めて異例だとしており、イスラエルは今後、国際的な孤立を深める可能性があります。