私たちの日本国憲法が、当時、熱い支持を受けて、国民の間に浸透し、改正する必要性を問う声がごく少数派だったこと、そして、その状態がずっと長く続いてきたこと、を、石破氏は言っているのか、と、思います。

当時の昭和天皇ですら、この憲法を進んで受け入れた、と、思っています。
だから、今の日本国憲法は、私たちの憲法である、と、私は思っています。
GHQやマッカーサーが、嫌がる日本国民に押し付けたものではない、ということです。

この発言は、石破氏がポスト安倍としての立場を明確にした、と、私は感じています。
リベラル派を自認する岸田氏、あせっているでしょうか。そして、野田氏は。


朝日新聞から

「押しつけ憲法と私は思っていない」 石破氏

■石破茂・前地方創生相
 「押しつけ憲法」と言う人もいるが、私はそう思っていない。形式的には大日本帝国憲法の改正手続きを踏んでいる。よしんばそうだったとしても、脅迫や詐欺や錯誤による意思表示は、そうであることを知ってから一定期間それを申し立てないと、その権利を失う。仮に半ば強制的に憲法を改正させられたとしても、改正できる状況になった時からずっとやっていないわけで、怠慢以外の何ものでもない。だから、私は「押しつけだから全部無効」という論に立っていない。(24日、早大であった学生向け講座「政治を学び合う」で)