Unknown自衛隊自身にも、新たな任務付与には慎重な考えがあるようです。
さて、「駆けつけ警護」の任務付与、できるでしょうか。

そもそも、今派遣されている自衛隊の部隊は、施設部隊と思いますが、その本来の任務である、道路や学校などの補修、できているのかしら?
施設部隊というのは、いわゆる工兵部隊ということです。


NHKのニュースサイトから

駆け付け警護 政府が考え方まとめる

政府は、南スーダンに派遣される自衛隊の部隊に付与する方向で検討している「駆け付け警護」について、極めて限定的な場面で、応急的かつ一時的な措置として行い、他国の軍人を「駆け付け警護」することは想定されないなどとした考え方をまとめました。

政府は、南スーダンで国連のPKO=平和維持活動にあたっている自衛隊について、来月20日から交代で派遣される部隊に対し、安全保障関連法に基づいて、「駆け付け警護」などを付与する方向で検討しており、新たな任務に関する考え方をまとめました。
それによりますと、「駆け付け警護」は、自衛隊の施設部隊の近傍で、NGOなどの活動関係者が襲われ、ほかに対応できる国連部隊が存在しないなど、極めて限定的な場面で要請を受け、応急的かつ一時的な措置として行うとしています。
そのうえで、「駆け付け警護」はリスクを伴う任務ではあるが、万が一にも、現地にいる日本人に不測の事態がありうる以上、任務と必要な権限を付与し、事前に十分な訓練を行うなどの体制を整えることで、自衛隊のリスクの低減に資する面もあるとしています。
一方で、他国の軍人が危機に陥った時に保護するために出動するのは、基本的に南スーダンの警察や軍、国連の歩兵部隊であり、施設部隊である自衛隊が、他国の軍人を「駆け付け警護」することは想定されないとしています。
政府は、南スーダンの治安情勢は極めて厳しいものの、自衛隊が活動している首都ジュバは、比較的落ち着いているとしており、直前まで治安情勢を見極めて、来月中旬に新たな任務の付与を閣議決定する方向で調整することにしています。

(引用終わり)

読売新聞から

駆けつけ警護、他国の軍隊は対象外…稲田防衛相

 稲田防衛相は1日午前の閣議後記者会見で、南スーダンの国連平和維持活動(PKO)に参加する陸上自衛隊部隊へ付与する方針の新任務「駆けつけ警護」について、他国の軍隊や軍人を救援する事態は想定していないことを明らかにした。

 駆けつけ警護は、国連職員や民間活動団体(NGO)のスタッフらが武装集団などに襲われた際に、自衛隊が武器を持って救援にあたる任務。稲田氏は「(南スーダンに)行っているのは(道路整備などにあたる)施設部隊だ」と指摘した上で、「緊急の要請を受けて対応できる範囲で、人道的見地から保護するのが駆けつけ警護だ。排除はしないが、他国の軍隊や軍人を駆けつけ警護する場合は想定しにくい」と述べた。
 他国軍隊への駆けつけ警護には、南スーダンの治安当局と国連PKOの歩兵部隊が出動する見通しだ。
 政府は20日から交代で派遣される陸自部隊に、安全保障関連法で可能となった「駆けつけ警護」などの新任務を付与する方向で最終調整している。