images安倍首相が、以前に、「日本を取り戻す」と言っていたのは、なにから取り戻すつもりだったのでしょう。
私は、その保守的な政治信条、価値観から、対米従属から取り戻す、ということだと勝手に想像していました。

第二次安倍政権になって、その主要な政策をみていますと、従来の対米従属をさらに強めている、のは間違いない、と、思います。

さすがに、農村票が離れていくのを感じているのか、ここにきて、自民党は、TPPの審議に慎重になってきました。衆院の解散をする予定なら、強行突破は避けたい、ということでしょう。
それに、もともと、参院だって、多数を持っているわけですから、衆院の優越を使う必要はない、と、思います。自民党の参院議員も、その責任を負うべき、と思いますし。


NHKのニュースサイトから

TPP承認議案 与党は採決時期で調整急ぐ

TPP協定の国会承認を求める議案などをめぐり、与党内からは、衆議院の特別委員会で円満に採決を行うため、民進党などの主張にも配慮して、今週中の採決にこだわる必要はないという意見も出ていて、具体的な採決日程の調整を急ぐことにしています。

TPP=環太平洋パートナーシップ協定の国会承認を求める議案と関連法案を審議している衆議院の特別委員会は、26日、北海道と宮崎県で地方公聴会を行ったのに続いて、27日は午後、安倍総理大臣の出席を求めて、集中審議を行うことにしています。
特別委員会は、27日の理事会で、28日以降の日程を協議することにしていますが、民進党と共産党は、採決までにテーマ別の集中審議や中央公聴会を行うよう求めるなど、拙速な採決は認められないと主張しています。これに対し、自民・公明両党は、26日、幹事長らが会談し、今の国会でのTPP協定の承認に向けて、審議状況や民進党などの出方をぎりぎりまで見極めながら、採決の時期を探っていく方針を確認しました。
与党側は、今の国会での成立を確実にするため、今月中に衆議院を通過させる必要があるとする一方、「委員会で円満に採決を行うため、今週中の委員会採決にこだわる必要はない」という意見も出ていて、具体的な採決日程の調整を急ぐことにしています。