民進党新潟県知事選挙での、民進党の対応がわかりにくい、と、批判されていますが、地元の労働団体、連合新潟が、自民党と公明党が支援する候補者を支援することを決めたため、民進党としては自主投票、という対応にとどめた、ということだそうです。

当選した米山氏は、もともと、民進党の衆院選挙候補者で、民進党を離党して、無所属で、県知事選挙に立候補しました。
今回、米山氏を、野党や市民が支持し、応援した結果、当選したのですが、股裂き状態のような民進党の対応は、結局、労働運動が、市民運動と乖離して、経済界と同じ動きをする、ということに本質的な問題があるのだと思います。

批判されるべきは、民進党だけでなく、連合も、ということです。


NHKのニュースサイトから

社民幹事長「民進は世論を読み誤った」新潟知事選めぐり

社民党の又市幹事長は、先の新潟県知事選挙で共産党など野党3党が推薦した候補者が当選したことに関連し、自主投票にとどめた民進党は世論を読み誤っていると指摘したうえで、野党間の選挙協力に積極的に取り組むよう求めました。

16日に投票が行われた新潟県知事選挙では、当選した米山隆一氏を共産、自由、社民の野党3党が推薦しましたが、民進党は推薦は見送り、自主投票にとどめました。
これについて、社民党の又市幹事長は記者会見で「民進党は『安倍暴走政治を止めよう』という県民の世論を読み誤ったのではないか。『自公VS野党連合』の構図が明確になり、そこに大きな期待が寄せられたことを、しっかりと受け止めてほしい」と指摘しました。
そのうえで又市氏は「安倍政権の暴走を許さないため、野党が力を合わせるのは当然のことだ」と述べ、民進党に対し、野党間の選挙協力に積極的に取り組むよう求めました。