svgオバマ大統領、本当にすばらしい大統領だったと思います。
アメリカ社会が、このような方を大統領に選出する、ということに敬意を表したいと思います。たぶん、それまでの大統領がその正反対ぐらいにひどかったので、その反動だと思います。
そして、その同じ社会が、トランプ氏という最悪の人を大統領の候補者に選出しているのも、オバマ大統領への反動かとも思います。大統領には選ばれないだろう、と、予想しているのですが。

しかし、そのオバマ大統領をもってしても、なかなか、実現できなかったことがあります。
課題が大きかった、ということもありますし、アメリカ社会がその変革を行う準備や勇気がなかった、ということかと思います。

オバマ大統領がその任期期間中に実現しようとして、猛烈な反対にあい、実現できなかったのは、銃社会の改善、国民皆保険制度の導入、そして、核のない世界の実現、かな、と思います。

オバマ氏が大統領をやめたあと、アメリカや世界がどの方向に進むのか、とても心配です。

残念なのは、日本の首相が、このオバマ大統領の考えに反対をとなえた、と、報道されたことです。

当サイトの関連記事

2016/08/16
安倍首相、米国の核先制不使用政策に反対の意向
http://politic.blog.jp/archives/1060255333.html


朝日新聞から

オバマ氏、核先制不使用政策を断念か 米紙報道

 米紙ニューヨーク・タイムズは6日、オバマ米大統領が、自ら検討していたとされる核兵器の先制不使用政策を取りやめる模様だと伝えた。複数の政権高官の話として報じた。

 米国の核政策を大きく変える先制不使用は、「核なき世界」を提唱するオバマ氏の象徴的な政策になるとみられていた。同紙によると政権内で、先制不使用政策は日本や韓国などとの同盟関係を損ねるとの反対意見が出た。中国やロシアを勢いづかせる結果になるとの議論も起きたという。
 カーター国防長官やケリー国務長官ら主要閣僚も懸念を示し、カーター氏は先制不使用が、北朝鮮などに「米国の弱さ」だと間違った解釈をされる可能性を指摘したという。同紙は、オバマ氏がこうした声に従う形で取りやめる可能性を指摘している。
 一方で、ワシントン・ポスト紙は、オバマ氏が核実験禁止を求める国連安全保障理事会の決議案採択を目指す方針だと報じており、こちらは引き続き検討するとみられる。