トルコさすが、私の敬愛するオバマ大統領です。どうすべきか、よくわかっておられます。

もし、ギュレン師をトルコに引き渡しますと、今のエルドアン政権は、ギュレン師を死刑にすると思います。
それによって、トルコ国内は、さらに混迷することになり、強権的な、人権侵害的なエルドアン政権の政治に、理由を与えてしまうような事態が続くことになります。また、アメリカ人を狙ったテロも行われることになる、と思います。

復讐は復讐を呼びます。
なぜなら、もともと、中東の人々やイスラム教の考えの中に、目には目を、歯には歯を、という考えがあるからです。キリスト教の基礎にもあるように思います。

アメリカの次の大統領が、トランプ氏になったら、すぐに、トルコに引き渡すかもしれませんね。

オバマ大統領は、エルドアン大統領に、

「未遂に終わったことはトルコ国内の民主主義が強じんなことを示した」

と、述べたそうです。さすがです。エルドアン政権に釘をさすことを忘れていませんね。


NHKのニュースサイトから

オバマ大統領 ギュレン師の引き渡しは明言せず

アメリカのオバマ大統領は、G20サミットが開かれている中国の杭州で、トルコのエルドアン大統領と会談し、ことし7月にトルコで起きたクーデター未遂について、トルコ政府が黒幕だと断定するイスラム組織「ギュレン教団」の指導者の引き渡しについて明言は避け、捜査を支援していく考えを示すにとどまりました。

オバマ大統領とエルドアン大統領の会談は、杭州市内で4日に行われました。両首脳が直接会談するのは、ことし7月にトルコで起きたクーデター未遂後初めてで、会談の中でオバマ大統領は、クーデターの動きを改めて非難したうえで、未遂に終わったことはトルコ国内の民主主義が強じんなことを示したものだと強調しました。
一方、エルドアン大統領は、クーデター未遂の黒幕だと断定するイスラム組織「ギュレン教団」の指導者ギュレン師について、「捜査を続けている。クーデター前の証拠をすでに渡したのに続いて、クーデターに関与した証拠も収集して、アメリカに渡す」と述べ、引き渡しを強く求めました。
これに対し、オバマ大統領は「不法な行為に関与した者を捜査し、裁きにかけるため支援する」と述べ、アメリカの司法当局がトルコの捜査に協力を続ける考えは示したものの、ギュレン師の引き渡しについては明言せず、法と証拠に基づいて決定するというこれまでの姿勢を崩しませんでした。