images菅官房長官は、沖縄問題の担当大臣も兼任されています。
その菅官房長官が、翁長知事との信頼関係を構築するつもりが全くない態度、姿勢を貫き続けており、そして、翁長知事を挑発するような不誠実な言動を続けていることに、この問題の解決への糸口すらみつからない現状がある、と、思っています。

翁長知事を支える多数の県民の意思があります。これは、正当な民主主義の結果として、何度も明確に示されてきています。
日本政府は、それにきちんと向き合う必要があります。


沖縄タイムスから

翁長沖縄知事、菅氏に「世論操作やめて」 辺野古再提訴めぐり反論

 「世論操作はやめてください」。沖縄県の翁長雄志知事は25日、渉外知事会の要請で会談した中谷元・防衛相に菅義偉官房長官への伝言を依頼した。

 事の発端は21日に首相官邸であった政府・沖縄県協議会だ。決められた段取りに従って、最後に菅氏が事実確認として違法確認訴訟の提起方針を伝え、知事は「はい」と返答。これに菅氏が「政府に対する批判は全くなかった」などと会見で述べた。
 民意を背に国と闘う翁長県政にとって新基地建設は最重要課題。知事は「提訴しますよと言われれば『分かりました』としか言いようがない。それなのに、中身まで了解したといわれる。一方的に政府の考えを私が飲んだと(菅氏は)話した」と反論した。
 10分しか会談時間がなかったことが問題だ。一方、菅氏は会見で知事が中谷氏に「(予定)時間を過ぎるので、自分に発言の機会がなかった」と語ったとした上で、「(知事が)『はい』といったら、それは自然に『はい』と取るのが当然のことでないか。時間があるないの問題ではない」と述べた。