退任を前に、オバマ大統領は、様々な「善政」を行っているように感じます。
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このように、国を二分するテーマについて、思い切った決断をできるのも、アメリカの大統領が2期しか勤められない、という憲法の規定があるから、とも思います。3期目があったら、いつまでも決断できなかった、とも思えるからです。
そして、逆に言えば、こういうテーマは、退任前にしか決断できなかった、ということでもあるのですが。先日のヒロシマ訪問もしかり。

もし、トランプ氏が、オバマ大統領の後任に選ばれたら、このNYのバーに対する、国の史跡としての予算を承認しない、というようなこともあるかもしれませんね。


NHKのニュースサイトから

米 LGBT聖地のバー 国の史跡に

アメリカ政府は、LGBTと呼ばれる性的マイノリティーの人たちの権利の向上を求める運動の歴史を後世に伝えるためとして、1960年代以降に全米で運動が広がるきっかけとなった、ニューヨーク市内にある同性愛者などが集まるバーを、国の史跡に指定すると発表しました。

国の史跡に指定されるのは、ニューヨークのマンハッタンにあるバー「ストーンウォールイン」と近くの公園などの一画です。
ストーンウォールインは同性愛者などLGBTと呼ばれる性的マイノリティーの人たちが多く集まるバーで、1969年に同性愛者たちと警察がここで衝突したことをきっかけに、性的マイノリティーの権利の向上を求める運動が全米に広がりました。
また去年6月、全米で同性婚が認められることが決まった際には、多くのLGBTの人たちが周辺に集まり、喜びを分かち合っていました。
24日、国の史跡に指定することを発表したホワイトハウスは、その理由について「LGBTの人たちに対する社会の捉え方や、国の政策が変わる転換点を後世に伝えていくため」としています。
国の史跡には自由の女神像やグランドキャニオンの一部などが指定されていて、指定を受けた場所は国立公園局などが管理し保全していくことになります。