ヘイトスピーチを行う団体のデモ行進などについて、愛知県の大村知事は、在日外国人に対する人権侵害を問題とし、名古屋市の河村市長は、言論の自由の方を優先すべき、という立場のようです。
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国としては、今国会で成立した法律で、ヘイトスピーチは地方公共団体も規制すべき、ということになった、と、思います。


朝日新聞から

ヘイト集会、愛知県施設で不許可方針 知事「人権侵害」

 愛知県の大村秀章知事は30日の記者会見で、在日コリアン排斥などを訴えるヘイトスピーチのデモについて「表現の自由でも何でもない人権侵害だ。国際的に恥ずべきことだ」と批判した。一方、河村たかし名古屋市長は同日の会見で「いろんなことをしゃべるのは絶対的に自由とすべきだ」と留保をつけた。

 河村氏は「言論の自由は一番大きな自由だ」と述べた上で「だからといって国のことをボロカスに言っていいわけではない。やっぱり敬意を払うべきだ」とも語った。
 ヘイトスピーチ対策法が24日に成立したが、名古屋市内では29日、ヘイトデモがあり、市は出発点となった久屋大通公園の使用許可を出した。