谷垣幹事長が、慎重な発言をしたように思われます。
これは、予定通りに消費税をアップしたい、財務省側が巻き返しを図っているのかもしれません。
民進党側も硬化しているようです。


NHKのニュースサイトから

自民幹事長「消費増税延期の理由となるか議論整理を」

自民党の谷垣幹事長は記者会見で、安倍総理大臣がG7伊勢志摩サミットで、世界経済は、リーマンショックの前と似た状況だという認識を示したことを踏まえ、来年4月の消費税率の引き上げを再び延期する理由となるのか、サミットでの議論を整理する必要があるという考えを示しました。

安倍総理大臣は、G7伊勢志摩サミットの26日の討議で、世界経済の現状について、データを示しながら、「政策的対応を誤ると危機に陥るリスクがある」と指摘し、リーマンショックの前と似た状況だという認識を示しました。
これに関連して、自民党の谷垣幹事長は記者会見で、記者団が「来年4月の消費税率の引き上げを再び延期する理由となるのか」と質問したのに対し、「いろいろと数字なども示されたようなので、どういう数字で、その意味は何なのか、少し勉強したい。サミットでの議論を、どう理解、整理していくかという作業はしなければいけない」と述べました。

政府・与党間で議論を
公明党の井上幹事長は記者会見で「世界経済の下振れリスクがあることは間違いなく、世界経済の成長の持続のため、G7が協調してけん引することが重要だ。消費税率の来年4月からの引き上げは法律で決まっているということを踏まえたうえで、G7が成長のけん引力になるという観点から、どういう政策を取るかを、きちんと政府・与党の間で議論しなければいけない」と述べました。

(引用終わり)

NHKのニュースサイトから

首相発言“国会説明と異なる” 野党が予算委開催要求

衆議院予算委員会の与野党の筆頭理事が電話で会談し、野党側は、安倍総理大臣が世界経済はリーマンショックの前と似た状況だという認識を示したことはこれまでの国会での説明とは異なるとして、予算委員会を開催し総理大臣みずから説明するよう求めました。

このなかで野党側の筆頭理事を務める民進党の細野元環境大臣は、安倍総理大臣がG7伊勢志摩サミットの26日の討議で、世界経済の現状は、リーマンショックの前と似た状況だという認識を示したことについて「これまでの国会での説明とは異なるもので、国民に説明する責任がある」と述べ、予算委員会を開催し、安倍総理大臣みずから説明するよう求めました。
これに対し、与党側の筆頭理事を務める自民党の金田勝年氏は「野党側から内閣不信任決議案が提出されるという動きもあると聞いており、受けられる状況にはない」と述べました。
会談のあと細野氏は党の会合で「国会軽視、国民軽視も甚だしく、見過ごすわけにはいかず、強く交渉していきたい」と述べました。

(引用終わり)

日経新聞から

民進、首相発言の検証チーム 「リーマン前に似る」

 民進党は27日、安倍晋三首相が主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)で世界経済について「リーマン・ショック前と状況が似ている」と指摘したことについて検証する調査チームを立ち上げた。各国首脳が賛同したのかやこれまでの政府見解との整合性について追及する。民進党は30日に衆院予算委員会を開き、首相が説明するよう与党側に求めている。