この話は、北陸新幹線の大阪へのルートの問題とも関係しているように思います。
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「我田引鉄」という言葉ありましたが、地元への利益誘導は、政治家の大事な仕事、なのでしょうか。
日本経済が縮小していく中で、このような大規模な建設事業は、地域間での競争が激しくなっていくことでしょう。


読売新聞から

リニア駅誘致で奈良知事「京都は排除しないと」

 リニア中央新幹線の駅誘致を目指す奈良県や市町村などでつくる建設促進県期成同盟会(会長・荒井知事)の今年度総会が25日、奈良市内で開かれた。

 荒井知事が、誘致を巡って利害が対立する京都府と「協力する」と述べた堀井巌・参院議員(自民)に対し、「京都は排除しないといけない」と異議を唱える一幕があった。
 会顧問として堀井議員が「早期開業を目指して近畿2府4県で協力していく」とあいさつし、会場を後にしようとした際に荒井知事が声を上げた。荒井知事は「誘致を狙う京都市、京都府、関西広域連合とは絶対に仲良くしたらだめだ。奈良にとっては、早期開業よりもルート確定の方が大事だ」と続けた。
 総会では、JR東海が東京―名古屋間を2027年、名古屋―大阪間は2045年に開業するとの構想を改めて説明。決議には、「奈良市付近」に駅を開設し、県内に車両基地を設置するよう求めることなどを盛り込んだ。