svgクリントン氏は、民主党の大統領候補として有力とされていますし、共和党側の候補者選びが混沌としている中、クリントン氏が、オバマ大統領の次の大統領に選出される可能性はかなり高い、と、思っています。

そのクリントン氏、オバマ大統領が推進したTPPについて、アメリカの労働者の雇用を守る、という観点から反対の意思を表明したそうです。
また、日本は、円安に誘導して、輸出を有利にしている、と批判したそうです。
あたっていると思いますが。

私は、TPPには反対の考えを持っていますので、このまま、TPPが瓦解することになれば、と、思っています。
甘利氏も大臣を辞任しましたし、TPPは胡散霧消でいかがでしょうか。


NHKのニュースサイトから

クリントン氏「TPPに反対 日本は円安を誘導」

アメリカ大統領選挙に向けて民主党から立候補しているクリントン前国務長官はTPP=環太平洋パートナーシップ協定について反対だと明言するとともに、日本が輸出を有利にするため円安を誘導していると批判し、対抗措置を取る考えを示しました。

ことし11月に行われる大統領選挙に向けて与党・民主党から立候補しているヒラリー・クリントン前国務長官はアメリカの地方紙に寄稿しました。
この中で、TPPについて、クリントン氏は「いかなる貿易協定にも高い水準を設けなければならない。雇用を創出し、賃金を上げ、安全保障を促進するなら賛成するが、TPPはそれらを満たさなかったため反対だ」と明言しました。
また、「中国や日本、それにほかのアジアの国々は通貨の価値を下げることで意図的に商品を安くしてきた」として日本が輸出を有利にするため円安を誘導しているなどと批判しました。
そのうえで「私はこうした不正行為とたたかうつもりだ。厳しい監視だけでなく、関税など効果的な措置をとる必要がある」として大統領に当選した場合、対抗措置を取る考えを示しました。
クリントン氏は民主党の候補者選びでサンダース上院議員と争っていて、アメリカ経済を守るという決意を強調することで、労働組合などからの支持拡大をはかるねらいがあるものとみられます。

(引用終わり)

朝日新聞から

クリントン氏「日本など為替操作」 TPP反対も強調

 米大統領選の民主党有力候補であるクリントン前国務長官は23日、日本などが輸出を有利にするために為替を操作していると指摘し、大統領に就任すれば「断固たる措置をとる」と対抗策を講じる可能性を示唆した。環太平洋経済連携協定(TPP)に反対する考えも改めて強調した。

 クリントン氏は地方紙への寄稿で、「米国労働者を破壊しかねない為替操作には断固たる措置をとる必要がある」と強調した。「中国や日本、他のアジアの国々は、通貨の価値を下げることで人為的に商品を安価に抑えてきた」と日本の円安誘導を問題視。「新たな監視態勢や透明性確保により不正な商慣行と戦う」とし、「税や関税」を具体的な対抗措置としてあげた。
 またTPPに関し、「いかなる新たな貿易協定にも高いハードルを設定する必要がある。雇用創出や賃金引き上げ、安全保障促進につながる場合にのみ賛成する」と指摘し、「TPPはそれらを満たしておらず、反対だ」と反対姿勢を鮮明にした。
 TPPをめぐっては、民主党のライバル候補サンダース上院議員が労働者保護の観点から反対姿勢を鮮明にしている。共和党の不動産王トランプ氏も、日本の円安誘導を批判し、TPPに反対している。