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甘利大臣の辞任劇、直前まで、その情報がなかったので、びっくりしましたが、驚きを過ぎてから、私が感じているのは、その問題がかなり大きなものなのではないか、まだ、報道されていない、私たちには知らされていないことがあるんではないか、と、いうことに思い至っています。

欧米の新聞社のサイトをみてみましたが、すぐに報道しているところと、まだ、記事にしていないところがあります。
もともと、日本発の記事は、あまり諸外国の紙面には載らないのです。トップ面だけでなく、国際面、ましてやアジア太平洋の紙面においても、です。
そもそも、欧米の新聞の読者は、日本には興味がない、あるいは、日本は安全パイ、と、思われているということなんだろうと思います。というのは、同じアジアの国でも、中国のニュースは、載っていないことがないぐらいに、毎日報道されているからです。中国は、脅威として位置づけられている、ということがあるんだろうと、思います。

米国のニューヨークタイムス紙や英国のガーディアン紙が、早速、記事にしていましたが、もともと、日本に対して斜めに構えているところがある新聞社なので、記事の中身は厳しいです。
辞任した甘利大臣が、経済担当、経済再生を担当していた、ということから、今回の辞任劇を、日本経済の景気後退(Recession)やデフレーションと絡めて報道し、日本経済について、ネガティブな印象を与える紙面になっています。
もちろん、甘利大臣について、週刊誌が報道した記事内容については、建設会社の重役から、封筒入りの現金を執務室で直接受け取った、と、しっかりと書かれています。

このようなことになったことを、大変、残念に思います。