世界情勢を見ていて、いつも、不思議に思うこと、なのですが、北朝鮮と米国は敵対している、ことになっています。
しかし、相互依存している部分がある、とも言える、と思うのです。
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特に、互いの実戦部隊、「制服組」たちを中心に、は、その存在意義として、互いを認識し合う必要がある、からです。

今回、北朝鮮は、中国との関係を悪化させてまで、核実験を強行した、ということは間違いない、と思います。

その結果、中国と韓国との間にも距離感が生まれている、という。
先日、米軍のB52戦略爆撃機が、韓国の首都ソウルの南郊を飛行しました。また、原子力空母を、韓国近海に展開させる計画もあるようです。
つまり、今回の北朝鮮の暴挙により、米国は、中国寄りだった韓国を手元に引き寄せることに成功した、ということになります。

北朝鮮が、核実験を行った時、常時、衛星で監視している米国などが気づかなかったのはおかしい、と、思いましたが、やはり、米国側は気づいていた、気づいていたけど、警告を出さなかった、しかし、それを受けて、米国側が何をするか、は、きちんと決めていた、ということを感じています。

北朝鮮も怖い国と思いますが、アメリカも、それに比するぐらい、怖い国だと思っています。

まさか、北朝鮮の核実験実施計画を、アメリカの諜報機関が促進させたことはないでしょうね?

あ、中国側が韓国との会談に即応していない、という情報を世界中に流すことで、アメリカ側にメリットがあるんだよね。
私も、それに加担していることになります。

しかし、北朝鮮の暴挙に対する、とされる、一連のアメリカ側の行動は、以下のことを引き起こす可能性が高いです。

短期的には、北朝鮮の具体的な軍事示威行動(もしかしたら、境界線を越えての軍事行動も)
長期的には、中国軍のさらなる海軍力強化(おそらく、空母群の整備へ)

空母群の整備と維持は、大変なコストがかかりますので、中国側の国力を割く、という意味で、興味深いとは思います。
日本側は、空母を持つ必要はありません。日本列島自体が「不沈空母」ですから。

しかし、こんなことを繰り返していては、軍事力が縮小される未来は永遠に訪れませんね。
やはり、地球侵略を試みる「宇宙人」の存在が必要かもしれません。


読売新聞から

中国、北核実験後に韓国との会談に応じず

 韓国国防省報道官は11日の記者会見で、北朝鮮の4度目の核実験後、中韓国防省間のホットラインを通じた閣僚会談に、中国側が応じていないことを明らかにした。

 対北制裁を巡っても中韓で温度差が浮き彫りとなり、朴槿恵政権の中国重視政策に見直しを求める声も出てきた。
 ホットラインは昨年末に設置された。中韓は2014年の首脳会談で「朝鮮半島安全保障で緊密な連携をとる」(韓国国防省)ことを決めたが、報道官は同日、閣僚会談について「(返事を)待っている」と述べた。朴大統領は日米のほか、中国首脳とも電話会談を求めたが、中国は「応じない」(中韓外交筋)状況という。
 8日の外相電話会談では、韓国側が「断固制裁」を求めたのに対し、中国側は「対話」を強調した。