images今日は、日韓の外相会談がソウルで開催されます。今年最後に、大きな外交ニュースが出てきた、と、思います。

韓国の現政権は、反日、親中の外交方針を徹底してきた、と、思います。

歴史をひもとけば、もともと、朝鮮半島に成立してきた統治機構は、中国大陸の王朝との関係を無視することはできず、中国の王朝が強力な場合は、完全に支配下におかれ、王朝の支配力が弱い場合や内戦状態の場合は、比較的独立した形で、存在してきた、と、思います。
沖縄の琉球王国の場合も、同様だったように思います。
私たちの国も、遣隋使、遣唐使と、中国の王朝に対して、朝貢貿易を行った歴史もあります。

中国が、今の韓国政府を引きつけることができているのは、一つには、経済でのつながりが強くなってきた、ということがあるのでしょうけれど、もう一つ、北朝鮮の問題があるのではないか、と、思います。

中国からみれば、今の北朝鮮の金王朝は、看過できないぐらいに、統治からはずれてきている、と思っているのではないか、と、思います。中国にとって、北朝鮮は、外交戦略上のカードでもなく、重荷以外のなにものでもない、という状態なのではないでしょうか。
習主席は、もう、金正恩を見限った、ということでないか、と、思うのです。

そこで、中国が、北朝鮮の現政権を崩壊させるにあたり、その収拾策として、韓国との合併を考える必要があり、それにより朝鮮半島にできる新しい統一国家は、親中でなければならない、という大前提があるのだろうと思います。

韓国としては、北朝鮮という最大の脅威であり、また、同じ民族の国が、消滅して、民族の統一ができるのであれば、これは、大きな政治的成果にもつながりますので、基本的には賛成でしょう。
北朝鮮地域の復興は、中国からの大規模な支援が約束されていると思われ、そうなれば、韓国だけでなく、中国やひいては、世界経済の改善にも貢献することと思います。

アメリカは、北朝鮮が崩壊するのは願っていないと思いますが、さらに、その後の朝鮮半島にできる統一国家が、親中で嫌米であることは、外交戦略上も、絶対に許せないことだろうと思います。ましてや、その経済復興に、アメリカがほとんど関与できない、というのでは。
また、アメリカ軍としても、北朝鮮という敵国が消滅して、韓国が中国寄りにになることは、東アジアにおける自分たちのプレゼンスの意義を考えても、避けたい事態だろう、と、想像します。

そんな状況の中で、今回の日韓の外相会談が開催されることになったのだろう、と、感じています。
今後の展開をしっかりとみておかねばなりません。