logo権力同士を競い合わせ、牽制させることが、権力の民主的なコントロールになる、とも感じています。

なので、こうやって、警察が自衛隊を牽制することは、よいことだと思います。
最近、自衛隊の政治力、社会への影響力が大きくなりすぎている、と、私は感じています。

今回、動いたのは、自衛隊の中の監察機構ではなく、外部の組織、警視庁公安部、つまり、公安警察です。
ここも、政治的な臭いの強い警察権力ですけれども、警察からの牽制と感じます。

今回のケースとは離れますが、今の法体系の中で、海外に派遣された自衛官が、自らの生命を守るという自衛の目的以上に武力を行使し、結果として、他国の市民を殺傷した場合に、その自衛官に対する刑事責任が生じる可能性があることについて、警察側からの一つの警鐘になる、と、感じます。


読売新聞から

陸自元総監、ロシア武官に内部向け教本漏えい

 陸上自衛隊の泉一成・元東部方面総監(64)が退職後の2013年、部隊運用などが記載された内部向けの教本を、在日ロシア大使館の駐在武官に渡していたことが捜査関係者への取材でわかった。

 警視庁公安部は、武官がロシアの軍参謀本部情報総局(GRU)所属で、教本を本国に持ち帰った可能性が高いとみている。
 公安部は20日、外務省を通じて、武官の出頭要請手続きを開始。近く、泉元総監を自衛隊法(守秘義務)違反の教唆容疑で、教本を泉元総監に渡した現職の陸将を同法違反容疑で書類送検する。
 捜査関係者によると、泉元総監は退職後の2013年春頃、歩兵隊の部隊運用などについて解説した陸上自衛官用の教本「普通科運用」を、親交があったロシア大使館の武官(当時)に渡した疑いがもたれている。