imagesアメリカ海軍の制服組トップのリチャードソン作戦部長と、中国海軍トップの呉勝利司令官が、テレビ電話で1時間あまりにわたり会談したそうです。
15分とか30分間ではなく、1時間あまり、とのことですので、かなり、突っ込んだやりとりが行われたのだろうと思います。よかったです。

コントロール下でのつば競り合い、ということを演出しているのだろうと思いますし、制服組の上層部としては、本物の戦争に進展することは望んでいない、ということだろうと思います。
アメリカ側は、弱腰と批判されるオバマ大統領が、強い大統領を演出した、ということでしょうし、それは、来年の大統領選挙にも関連した戦略と思います。

中国側は、このようなアメリカ側の行動が、ただでさえ、政権批判がくすぶっている中国国民の政府不信につながることを警戒していると思います。
中国共産党の上層部が、一番、恐れているのは、アメリカでもロシアでもなく、自分たちが統治している中国国民そのもの、なのです。

心配なのは、現場の兵士、特に、戦闘機などの航空機のパイロットが個人の感情に流されて、命令を超えた挑発行為を行う危険がある、ということで、それは、中国側に懸念が大きいと思います。
また、このような行為は、互いの国民世論、特に、中国側、への刺激が強すぎると、思わぬ進展につながる可能性があります。

中国海軍の司令官の名前は、強そうですね。


NHKのニュースサイトから

米中海軍トップが電話会談 対話継続で合意

南シナ海で中国が主権を主張する人工島の周辺12海里の海域をアメリカ軍の駆逐艦が航行したことを受けて、アメリカ海軍と中国海軍のトップが電話で会談し、軍事的な緊張を高めないよう対話を継続することで合意しました。

アメリカ政府は、中国が人工島を造成している南シナ海の南沙(スプラトリー)諸島のスビ礁に海軍のイージス駆逐艦を派遣し、国際法上の領海と同じ範囲の12海里=22キロの中を航行させたのに対し、中国政府は主権の侵害だとして強く反発しています。
こうした事態を受けてアメリカ国防総省は29日、海軍制服組トップのリチャードソン作戦部長と中国海軍トップの呉勝利司令官が1時間余りテレビ電話で会談したことを明らかにしました。
会談の詳しい内容は明らかにされていませんが、アメリカ側は今回の行動について一定の説明をしたのに対し、中国側は「厳正な立場を伝えた」として「挑発だ」などとする政府の主張を展開したものとみられます。一方、双方は軍事交流や対話の継続が重要だとして、年内にもう一度、テレビ電話を使った会談を実施することで合意したということです。
米中両政府は、軍事的な緊張を高めないよう対話する一方で、アメリカ側は今後も艦艇を派遣し続ける構えを崩しておらず、当面、互いにけん制し合う状況が続くものとみられます。