私たち有権者は、私たちの政府が、対外的にどのような行動をとっているのか、きちんと知る必要があります。
それが、民主主義の仕組みがきちんと機能するために必要なことです。

自分たちに都合がよくないから、といって、国際司法裁判所の裁判を受けないことにしたのは、日本国民として腑に落ちません。
様々な国益に反してまで、守らなければならないほど、重要なこととは思えないのですが。捕鯨。


NHKのニュースサイトから

政府 クジラなどの問題で国際司法裁判所の裁判受けず

政府は、クジラやマグロなど海洋生物資源に関する紛争については、今後、国際司法裁判所の裁判を受けないことを決め、国連に通告していたことが分かりました。

オランダのハーグにある国際司法裁判所は、国家どうしの紛争を国際法に基づき裁く国連の機関です。一般の裁判所とは異なり、訴える国と訴えられる国の双方が同意しなければ、裁判は成立しない仕組みになっています。
政府は、クジラやマグロなど海洋生物資源に関する紛争について、今後、国際司法裁判所の裁判を受けないことを決め、今月6日、国連に通告していたことが分かりました。その理由について、政府は「国際司法裁判所には海洋生物資源に関する規定がなく、より専門的な機関で解決を図るべきだ」と説明し、今後、紛争が起きた場合には、ドイツにある国際海洋法裁判所などで解決を図る考えです。
こうした決定の背景には、日本の南極海での調査捕鯨を巡って、去年3月、国際司法裁判所が「調査が科学的な目的に沿っていない」などとして、日本敗訴の判決を出したことがあります。当時、日本は、調査捕鯨は科学的な根拠があると主張していましたが、この判決を受けて、調査方法の見直しを迫られました。
日本は、昭和33年にすべての分野で裁判に応じる宣言をしていますが、一部の分野で裁判を受けないことを決めたのは、今回が初めてとなります。