宏池会の復権がないと、自民党の再生は困難、と、思っています。
しかし、今、派閥を率いている、外務大臣の岸田氏は、安保法制の推進を行わざるを得ませんでした。これは、政治家岸田氏にとって、大きなマイナスポイントになった、と、思いますし、宏池会にとっても、大きな政治目標を失いかねないミスリードだった、と、思っています。

もちろん、原因は、岸田氏だけにあるのではありません。
安保法制の成立に異論を明確にとなえなかった、議員たちにもあります。背景には、小選挙区制、政党助成金の制度などがそれに影響していることはわかりますが、そうやって、責任転嫁を続けているようなら、政治家をしている資格はないし、その政治集団の存在目的自体を失ってしまう、と思います。

同じ派閥内では、野田聖子氏の存在感が強まってきています。
大政翼賛会と評されるような、今の自民党の中で、総裁選への出馬を模索した姿には、崇高なものすら感じました。
私も、野田氏は応援しています。

岸田氏が、今後、谷垣氏なども含めた政局の中で、どのようにポスト安倍をめざすか、しっかりと経緯を見ていかねばなりません。


読売新聞から

岸田氏「ポスト安倍」意欲…派閥の統率力は課題

 「ポスト安倍」の候補とされる岸田外相が自民党内の足場固めに腐心している。

 自ら会長を務める名門派閥「宏池会」が頼りだが、派の統率力には課題も残る。
 「政治で大切なものが二つあると言われている。一つは政策で、もう一つは政局だ」
 岸田氏は24日、広島県竹原市で行われた宏池会創設者・池田勇人元首相の没後50年記念式典でこう述べた。「敵を作らない性格」(若手)とされる岸田氏なりの表現で、首相候補としての意欲をにじませたとみられる。
 しかし、岸田氏が率いる宏池会は一枚岩とは言い難い。9月の自民党総裁選では、安倍首相再選を支持した岸田氏と、野田聖子前総務会長の出馬を画策した前会長の古賀誠元幹事長らがさや当てを演じた。この日の出席者は、宏池会の議員45人のうち、林芳正前農相、宮沢洋一・自民党税制調査会長ら17人にとどまった。
 ◆宏池会=池田勇人元首相が、1957年に創設した自民党の派閥。「軽武装・経済重視」のハト派路線を歩み、池田、大平正芳、鈴木善幸、宮沢喜一の4首相を輩出した。麻生派、谷垣グループも宏池会の流れをくむ。