イスラエルと中東諸国との関係改善をめざさないと、世界の平和も実現できないと思いますが、それは、可能でしょうか。

イランは、イスラム教の国ではありますが、いわゆるアラブ民族ではありません。
その点では、エジプトやイラクなどとは一線を画するものがあります。

イスラエルのユダヤ民族の人たちは、自分たちの国がまた地図上からなくなってしまうことを恐れているのだろうと思います。
しかし、イランとアメリカ合衆国が緊張緩和に向けて合意形成を進めていることは、世界の平和にとってよいことだと思います。

イスラエルが、パレスチナの人々を抹殺したい、パレスチナ国家の樹立を絶対に認めない、ということであるなら、同じことの繰り返しであり、世界平和への建設的な歩みにはつながりません。

互いの信頼、融和が大切なのだろうと思うのですが。


NHKのニュースサイトから


イスラエル首相 国連総会で44秒無言でにらむ

イスラエルのネタニヤフ首相は国連総会で演説し、イランの核開発問題を巡る最終合意について、「イランがイスラエルの破壊を誓っているのに、ほとんどの国の反応は完全な沈黙だ」と述べ、議場の各国代表団を44秒間にわたって無言でにらみつけました。

ニューヨークの国連総会で1日、演説したイスラエルのネタニヤフ首相は、演説の大半を、イスラエルが敵対するイランと、欧米など関係6か国の核開発問題を巡る最終合意の批判に割きました。
この中でネタニヤフ首相は「イランの支配者がイスラエルの破壊を誓っているのに、ここに代表がいるほとんどの国の反応は完全な沈黙だ」と述べ、議場の各国代表団を44秒間にわたって無言でにらみつけて、合意への歓迎ムードに強い不快感を示しました。そのうえで、「ここでどのような決議が採択されようが、イスラエルは自衛のために必要な行動をとる」と述べ、イスラエル単独での軍事行動の正当性を主張しました。
一方、前の日に、パレスチナ暫定自治政府のアッバス議長が、和平交渉の基礎となった暫定自治合意、いわゆるオスロ合意を破棄する構えを見せたことについては、「イスラエルには直ちに、無条件で、当事者同士の交渉を始める用意がある」と述べ、和平交渉が再開しないのはパレスチナ側に責任があると主張しました。ネタニヤフ首相はことし3月、「パレスチナ国家の樹立は認めない」と発言し、その後、撤回しています。