まさか、悪いことをしたから、証拠隠滅を図っている、ということではないだろうとは思いたいですが、やはり、後ろめたい気持ちから、のちに責任を問われることを嫌い、正式に、公文書としての記録、保存をしていないのでしょう。

しかし、なんという怠慢、無責任なことだろうと、思います。
内閣法制局、という役所で、しかも、憲法解釈の変更、という、大変重い判断をした過程を検証できない、というようなことが許されるのでしょうか。

横畠長官の責任は重い、と思います。
罷免すべきではないか、とさえ思います。


河北新報から

憲法解釈変更の経緯資料残さず 内閣法制局、歴史的検証困難に

 内閣法制局が昨年7月1日に閣議決定した集団的自衛権行使を可能とする憲法9条の解釈変更をめぐり、内部検討の経緯を示した資料を公文書として残していないことが28日、分かった。法制局関係者が明らかにした。歴代政権が禁じてきた集団的自衛権行使がどのような検討を経て認められたかを歴史的に検証することが困難となり、憲法と、法令や閣議決定の整合性を審査する法制局の姿勢が問われそうだ。

 菅義偉官房長官は28日の記者会見で「法制局は閣議決定について公文書管理法に基づき、適正に文書を保有している」と述べた。