オーストラリアは総理大臣が交代し、カナダは総選挙が近づいていて、しかも、今の与党が苦戦している、とのことですし、ニュージーランドの与党からは、TPPの早期合意は困難との見通しが出ています。今のニュージーランドの与党は、国旗から伝統のユニオンジャックを外そうとしていますので、アメリカ寄りとも思いますが、英国からの巻き返しもあることでしょう。
そして、なんといっても、秋になれば、アメリカの大統領選挙が本格的に始まりますから、大きな外交交渉の進展は望めなくなります。

TPPの妥結を嫌がっているのは、中国、ロシア、それに、EU諸国だろうと思いますが、それらの国々がほくそ笑んでいる、と、感じます。


読売新聞から

TPP首席交渉官会合が開幕…米アトランタで

 環太平洋経済連携協定(TPP)交渉の参加12か国による首席交渉官会合が26日(日本時間27日)、米アトランタで開幕した。

 自動車や乳製品など残る難航分野について事務レベルの調整を進め、30日から始まる閣僚会合での大筋合意を目指す。今回、先送りになれば交渉が長期停滞する恐れがあり、日米などは「背水の陣」で臨む。
 全参加国が集まるのは、米ハワイ州で7月末に開いた閣僚会合以来だ。各国は並行して2国間など複数国による詰めの協議を行い、地ならしを急ぐ。
 安倍首相は25日、政府のTPP関係閣僚会議で「今回の閣僚会合を最後としたい」と述べ、大筋合意に向けた強い決意を示した。甘利TPP相も「最後の閣僚会合にするというのが各国の共通認識で、最大限努力したい」と述べている。
 カナダは10月中旬に総選挙を控え、政権交代の可能性も取り沙汰される。今回、大筋合意を逃せば、交渉は推進力を失う恐れがある。