今の中谷元防衛大臣が、元陸上自衛隊員であることは、広く知られていると思います。
また、自民党の国防部会長で、今回の安保法制に深く関わっているのが、佐藤正久参議院議員ですが、こちらも元陸上自衛隊の幹部であったことも有名な事実と思います。

そして、お二人とも、防衛大学の出身です。

中谷防衛大臣 24期 57歳
佐藤正久参議院議員 27期 54歳

学年は違いますが、三年の違いは、同時に同じキャンパスで学生時代を過ごしていたことになりますね。
互いに、面識はあったのかしら。

さて、今の自衛隊のトップの統合幕僚長は、どんな経歴でしょうか。

もちろん、自衛隊のトップ、統合幕僚長は、ずっと、防衛大学の出身者で占められてきています。
当然と言えば当然かもしれませんが、大丈夫かな。
歪んだエリート意識や、他の省庁の官僚機構のトップを占める東京大学に対する歪んだコンプレックスがなければいいのですが。

河野克俊統合幕僚長
防衛大学 21期 60歳

おや、防衛大臣や与党の国防部会長より先輩ですね。
中谷防衛大臣とは、三年違いですが。
ただ、河野克俊統合幕僚長は、海上自衛隊のトップから、今の地位につかれていますので、陸上自衛隊とは直接はつながりませんけれど。

今、自衛隊のシビリアンコントロールが、きちんと機能しているのか、不安に感じる声がありますが、このあたりの人事が影響していないでしょうか。

私は、元自衛官の方が、防衛大臣を務めることは、私たちの日本国憲法違反ではないか、と、疑問に思っています。
さらに、防衛大学出身者についても、注意が必要なようです。

平和憲法を大切に考える主権者として。