安倍首相を支える、若手議員たち、この1−2回の衆議院選挙で当選した議員たちの多くは、でも、「安倍チルドレン」とは呼ばれないように思います。その議員の中には、議員としての最低限の品格や知性を具有されていない方がいるのではないか、と、疑問に感じています。
もちろん、立派な方がほとんどなのだろう、と、信じていますが。

もちろん、選んでいるのは、選挙区の有権者の方々なので、その選択をとやかく言うのもおかしいかもしれません。
武藤議員は、滋賀4区だそうですが、過去に、なんども厳しい選挙をくぐり抜けて、議員の座を勝ち取っているようです。

一般の市民が、自分の思いを、自分の生活の範囲内で述べることは、全くの自己責任である、その権利を妨害することはいけない(ヘイトスピーチを除く)と思いますが、国会議員ですから。
サイトが炎上して、言動を批判され、武藤議員は、「言論の自由で、私の人権の侵害」と、主張するのではないでしょうね。

小選挙区制の本質的な問題点とも思いますが、逆に、議員になるハードルが低くなっている、ということでもあり、一概に悪いことでもない、かもしれません。
制度としての二院制の良さがクローズアップされてくるかも。と、ポジティブに考えようとしている自分がいます。

小選挙区制で、議員へのハードルが低くなっているのであれば、次回の選挙で、この議員を対立候補が打ち負かすことも困難ではない、ということにもなるし。

でも、こういう議員が、教育について、とやかく言って、その権限を行使しようとしているのは許してはいけないように思います。

あの戦争の前夜も、教育行政に、多くの軍人が関与をはかり、それに呼応する形で、議員や行政官たちが制度を作り上げていき、あの軍国主義教育が行われるようになったことを忘れてはいけないと思っているからです。

今後の展開をみていきたいと思います。


朝日新聞から

自民・武藤氏、ツイッターで安保法案反対の学生団体批判

 自民党の武藤貴也衆院議員(36)=滋賀4区=が安保関連法案に反対する学生団体「SEALDs(シールズ)」について、自分中心で利己的な考えと非難する内容をツイッターに投稿していたことがわかった。武藤氏の秘書は朝日新聞の取材に対し、本人が投稿したことを認めた上で、「話すことは特にない」としている。

 SEALDsは国会前で毎週、デモをしている学生たちの団体。武藤氏は7月末、SEALDsについて「国会前でマイクを持ち演説をしているが、彼ら彼女らの主張は『だって戦争に行きたくないじゃん』という自分中心、極端な利己的考えに基づく。利己的個人主義がここまで蔓延したのは戦後教育のせいだろうと思うが、非常に残念だ」とツイートした。
 これに対し、「『戦争に行きたくない』という気持ちが『極端な利己的考え』と断罪される社会は、戦時中の日本そのもの」「戦争をしないための安保法案じゃないのですか」などのコメントが投稿された。
 武藤氏は安保法案について審議する衆院特別委員会のメンバーで、報道機関への圧力発言などが問題になった、自民党若手の勉強会「文化芸術懇話会」にも参加していた。