安倍政権を支え続けるのか、ということについて、公明党内が揺れているようですが、水面下の動きが、磯崎補佐官の発言をきっかけに、表面化してきた、と感じています。

そして、自民党内からも不協和音が聞こえ始めています。ポスト安倍最有力と自他共に認められている石破氏は、いま、政権内部に取り込まれて、思うように動けないようですが、磯崎氏の発言について、批判をしたようです。

石破氏、ポスト安倍を視野に入れ、動き始めたようです。

政権末期

の様相を帯びてきました。
それに、参議院での安保法制の委員会審議に臨む安倍首相の表情がとてもさえないのです。生気がない感じがします。

安保法制だけでなく、安倍政権を待ち受けるデッドロックはたくさんあります。

一つは、戦後70年談話です。

これに、TPP交渉問題がありますし、原発の再稼動も、内閣支持率を下げる可能性があります。
沖縄の辺野古新基地建設問題も、じわーと効いてきました。
労働法制の国会審議も妙な方向に行っていますし、参議院の選挙制度改革は、国会議員や自民党の身を切る改革とは感じられない決着になってしまいました。
外交では、中国を名指した国会審議や東シナ海での油田開発問題がありますし、ロシアとの外交交渉も微妙になっています。

この週末に、内閣支持率の調査が行われると思いますが、その結果次第かもしれません。

石破氏以外にも、自民党内には、ポスト安倍をねらっている政治家がたくさんいます。もちろん、稲田氏では、自民党内は治らないと思います。
田中角栄氏のあとの三木武夫氏のような役回りの政治家が、自民党内にいますかね。
もしかして、公明党から首班指名?


朝日新聞から

礒崎氏の発言は「適切だと思わない」 石破氏が批判

 礒崎陽輔首相補佐官が安全保障関連法案について「法的安定性は関係ない」と発言した問題で、石破茂地方創生相は31日の記者会見で、「発言のそこの部分だけ取ると、全然適切だと思わない。安保法制に責任を負う立場の礒崎補佐官がそう言うのはよくない」と批判した。

 礒崎氏は来月3日の安保関連法案を審議する参院特別委員会への参考人招致が決まっており、石破氏は「政府が『法的安定性は関係ない』とは考えていないと国民に理解いただく場だ」と述べた。菅義偉官房長官も31日の会見で「首相補佐官として誤解をされるような発言は慎むべきだと思う」と述べた。