どのような政治家をリーダーにするか、は、国の命運を左右することになります。
ギリシア危機をみていて、本当に実感します。

チプラス政権は、ロシア寄りであり、経過をみていますと、ウクライナのことを思い出さざるを得ません。
最終的には、チプラス政権は退陣するしかない、と、思います。
そして、国民がしっかりと「救国政権」を樹立して、自分たちの生活から組み立て直す必要があると思います。

ギリシアには、世界中からの観光者を惹きつける、すばらしい歴史遺産や美しい風景がたくさんあります。
でもそれは、過去からの授かりものであって、社会の共同資産と考えるべきで、個人の所有物として位置付けていると、せっかくの観光資源が社会の改善にはつながりません。


河北新報から

ギリシャ、銀行営業停止へ 預金流出食い止め

 ギリシャのチプラス首相は28日夜、テレビ演説し、銀行に資本規制を導入することになったと発表した。預金流出を食い止めるため、週明け29日から国内の銀行の営業を当面の間停止する見通し。期間など詳細は明らかにしなかった。
 欧州連合(EU)が延長を拒否している金融支援の期限が30日に迫り、デフォルト(債務不履行)懸念が高まる中、資金繰りに窮したギリシャは、預金凍結に追い込まれた。国民生活に打撃となり、同国の経済の混迷はさらに深まりそうだ。


産経新聞から

ギリシャ政権“ユーロ圏離脱”の危険な賭けに 国民の不安高まる 

 欧州連合(EU)による金融支援をめぐり、ギリシャのチプラス政権は28日、国民投票を強行する構えを示した。支援協議で窮地に立つ政権は「民意」を盾に打開を図る狙いだが、ユーロ圏離脱に至りかねない“危険な賭け”に国民の間で不安が高まっている。

 「ユーロ圏にとどまれるのか、国家の運命がかかっている」。27日午後に始まった国会審議で、最大野党、新民主主義党の党首、サマラス前首相は国民投票がはらむ危険性を訴え、反対を表明した。
 チプラス首相はこれに対し、「ユーロ圏離脱を問うものではない」と反論。あくまでEUが求める財政再建策への賛否が焦点で、国民投票は各地で緊縮策への反発が残る欧州全体のためでもあると主張した。
 チプラス政権は今年1月に財政緊縮策への反対を掲げ、「欧州を変える」と訴えて誕生した。だが、EU側との支援をめぐる協議で譲歩を迫られ続け、支持者や連立与党内からの反発に直面。財政も危機的状況に陥り、国民投票の決断は窮余の策だった。
 今月中旬の世論調査結果によると、厳しい緊縮策を強いられてもユーロ圏残留を望むとの回答は約56%で、与党、急進左派連合の支持者でも4割超。チプラス氏は国民に対し、投票で財政再建策に反対の意志を示すよう呼びかけるが、賛成多数でも「民意」を根拠に、方針転換を図れると踏んでいるようだ。
 ただ、突然の事態に国民には不安が広がっている。国民投票の実施が表明された27日未明以降、国民は各地で預金を引き出そうと現金自動預払機(ATM)の前に列をつくった。ロイター通信は、27日には国内約3分の2のATMで現金が一時枯渇したとも伝える。
 「政府とEUがわれわれを瀬戸際に立たせた」。ある女性有権者(65)は難しい心境をメディアに吐露する。主要紙カティメリニは国民投票の決断は「場当たり」と指摘。投票まで1週間で国民は十分に議論できないとし、「首相は歴史的責任から逃げ、国民に失敗の負担を負わせた」と批判した。