安倍首相が、その個人的信念に基づく安保法制をどうしてもこの国会で成立させたい、という政治目標のために、それ以外の様々な政治的懸案の解決が緩む方向になっているように思います。

自民党の特命委員会は、ゆうちょ銀行の貯金の受け入れ限度額を1000万円から3000万円への引き上げ、と、かんぽ生命の保険加入限度額を1300万円から2000万円に引き上げることを提言するそうです。

これは、ここ数年行われてきた政治の方向性を逆にするものではないか、と、気になります。
郵政事業に関係する議員たちへの飴になるかもしれませんから、今後の方針を見ていかねばなりません。


NHKのニュースサイトから

「ゆうちょ」限度額引き上げ 自民が提言へ

自民党の郵政事業に関する特命委員会は、「ゆうちょ銀行」の貯金の預け入れ限度額を、現在の1000万円から、2年後までに段階的に3000万円まで引き上げることなどを求める提言案をまとめました。

自民党の郵政事業に関する特命委員会がまとめた提言案では、地方創生の実現に向けて、地域にネットワークを持つ郵便局のサービスを充実させるべきだとしています。
具体的には、現在1000万円となっている「ゆうちょ銀行」の貯金の預け入れ限度額は、郵便局以外に金融機関がない地域のことなどを考慮すると、少なすぎるとしています。
そのうえで、限度額を、株式を上場する前のことし9月末までに2000万円に引き上げたうえで、2年後までに3000万円にするよう求めるとともに、株式上場の進展に応じて限度額を撤廃すべきだとしています。
また、「かんぽ生命」の保険の加入限度額も、1300万円から、ことし9月末までに2000万円に引き上げるとしていて、特命委員会は23日にも、こうした内容を政府に提言することにしています。
ただ、銀行や生命保険会社からは「民業の圧迫につながる」という反発も出ていて、今後、政府・与党と関係業界との間で調整が進められる見通しです。