死刑になっても、同様の犯罪の抑止効果は小さい、と、私は思います。
被害者の遺族の気持ちに応えることになるかもしれませんが。

しかし。

26歳の息子を殺された母親が言っている、

「私の体の繊維1本1本が痛む。ただ、神があなたを救済することを願う」

という言葉の凄さ、に、私の体全体も震える思い、です。
このような考え方の背景には、キリスト教的世界観がある、と、思います。

私たちの社会で行われる犯罪者に対する裁判や刑罰が、被害者による復讐の場ではない、ということを考えていきたいと、私は思っています。

亡くなられた方々のご冥福と、ご遺族の悲しみが癒えることを、お祈りしています。

当サイトの関連記事
2015年06月19日
21歳の白人男性が、教会で乱射、黒人を9人殺害 アメリカ
http://politic.blog.jp/archives/1031431477.html


産経新聞から

殺人罪で審理 複数の遺族「罪許さなければ」 州知事は「死刑に処すべき」

 米南部サウスカロライナ州チャールストンの黒人教会で9人を射殺したとして、殺人罪で訴追された白人のディラン・ルーフ被告(21)に対する審理が19日、地元の裁判所で開かれ、複数の遺族が罪を許したいと陳述した。

 現場で襲撃から逃れながらも、息子(26)を亡くした母親は「私の体の繊維1本1本が痛む。ただ、神があなたを救済することを願う」と述べた。
 姉妹の一人を亡くした別の遺族も「われわれ全ての人々が『家族』であるということを(亡くなった)彼女が教えてくれた。私たちは(被告を)許さなければならない」と述べた。
 一方、ヘイリー州知事は同日、被告を死刑に処すべきだと訴えた。米司法省も、同州の司法手続きとは別に、被告を憎悪犯罪(ヘイトクライム)などで捜査していると強調した。