今日から、安保法制に関する国会での審議が始まりましたが、法案を提出した政府側の説明は、かなり苦しく、今後の状況は少し厳しい感じがします。

国会内で、野党は少数ですが、安保法制に懐疑的な世論の後押しがあることが、状況を変えているのだろうと思います。

法案を成立させたい政府側は、最後は、議席の数に物を言わせて、強行採決することも視野に入れていることでしょう。
しかし、ここで無理をすると、世論の反発が怖い。
来年の参議院議員選挙に影響することを、与党側は怖れていることでしょう。特に、公明党は。

だから、出来るだけ、無理な国会運営は避けたい。

しかし、現在、国民に不人気な安保法制の支持を一気に増やす方法があります。
停滞した審議を、一気に好転させ、その成立を促進させる方法があるのです。

それは、東アジア情勢の緊張です。
北朝鮮でも、中国でも、どちらでも、かまいません。
そのきっかけも、どんな形でもかまいません。逆に、アメリカ軍が挑発するケースも、かまいません。
地理的範囲は限定的で、限局的な地域紛争で十分です。

安保法制の国会審議が停滞したあたりで、もし、そのような地域紛争が発生したら、話はできている、ということでしょう。

何も起きないことを、祈っています。

もし、安倍政権の深部で、そんな事態の招来を熱望し、画策しているようなことがあれば、大変、由々しきこと、と、思います。
とにかく、今の安倍政権は信用なりません。