韓国の朴大統領の政策を動かしてきた、主席秘書官が辞任したそうです。
ちょうど、ケリー国務長官が訪韓しているときの辞任、タイミング的には、政治的に考え難い状況ですが、辞任に追い込まれた、ということかと思います。

かなり、感情的な、強烈な政策を推進する方でしたので、今回の辞任は、その後任に誰を選任するか、ということもありますが、韓国の政治情勢をかなり改善する(日本から見れば)機会となるかもしれません。
半ば期待しながら、経過をみていきたいと思います。大統領が変わらないとだめかも。


産経新聞から

韓国の朴大統領側近が辞任 内政混乱で引責 慰安婦問題で国際的な宣伝活動も

 韓国大統領府の趙允旋(チョ・ユンソン)政務首席秘書官が18日、辞任した。朴槿恵(パク・クネ)大統領が重要課題の一つに掲げる公務員の年金改革をめぐる混乱の責任を取り、朴大統領に辞表を提出、受理された。趙氏は朴大統領の側近で、朴政権では首相の李完九(イ・ワング)氏が4月下旬に辞任したばかり。

 趙氏は弁護士出身で、朴大統領が当選した2012年の大統領選で朴陣営の報道官を務めた。朴政権では女性家族相として、慰安婦問題を取り上げた外国語の漫画による宣伝活動を進め、物議を醸した。昨年6月に女性初の政務首席秘書官に就任していた。
 要人の辞任が相次ぐ朴政権だが、元側近の国政介入疑惑などで一時20%台まで落ち込んだ朴大統領の支持率は底を打ったとみられている。ただ与党内では4月下旬の補欠選挙の勝利を受け、金武星(キム・ムソン)代表ら非朴大統領派とされる勢力が伸長しているほか、外交問題などで与野党や世論から厳しい批判を受けるなど、苦しい国政運営を余儀なくされていることに変わりはない。