ベトナム空軍、正式には、ベトナム人民空軍という名称のようです。
Su-22は、もともと、Su-17という、旧ソ連で、1960年代に開発された大変古い形式の機体の輸出用です。
そんな機体が戦力の主体なのか、と、びっくりしたのですが、Wikipediaによれば、ベトナム人民空軍は、結構、最新の機体を保有していて、戦闘機関係でも、ロシア製ばかりですが、

Su-27戦闘機 x 9機(-SK x 6機、-UBK x 3機)
Su-30KV(PU)戦闘機 x 5機
Su-30MK2V戦闘機 x 44機(近い将来には64機体制へ)
MiG-21戦闘機 x 77機
Su-22爆撃機 x 57機

とのことで、Su-27やSu-30を多数保有していますから、今回、墜落したSu-22の2機は、戦闘爆撃機としての運用で、第一線機ではないようです。もちろん、機数からは、まだ、MiG-21が主力のようですが。

パイロットが無事に見つかることを祈っています。


朝日新聞から

ベトナム戦闘機2機が衝突、墜落 南シナ海で訓練中

 ベトナム南部ビントゥアン省沖の南シナ海で16日、訓練中のベトナム戦闘機(ロシア製Su22)2機が衝突し、墜落した。ベトナム国営紙タンニエンが報じた。パイロットは墜落前にパラシュートで脱出したとの情報もあるが、安否は確認されていない。2機は、ベトナムが中国などと領有権を争う南沙(スプラトリー)諸島の警備などを任務としていたという。