安倍首相が、厚労大臣を、活躍されていた前の田村憲久氏から、今の塩崎恭久氏に交代させたのは、年金積立金の管理運用の改革をするため、と聞いていたように思います。
読売新聞の記事によれば、改革を進めたい塩崎大臣に、見送りを指示したのが安倍首相、とのことで、ちょっと、経緯が解せないのですが、もう少ししたら、理解できるような情報がもれてくるでしょうか。


読売新聞から

塩崎厚労相、八方ふさがり…改革巡り「白旗」

 塩崎厚生労働相が、肝いりで進めてきた公的年金の積立金を運用する「年金積立金管理運用独立行政法人」(GPIF)の改革を巡り、八方ふさがりの状況だ。

 政府は24日の閣議で、今月末に任期切れのGPIF理事長について、現職の三谷隆博氏(66)の再任を了解した。塩崎氏は当初、三谷氏を交代させる意向で、後任を自分で探したが見つからなかった。
 さらに、理事長の権限にも影響する組織改革でも安倍首相と塩崎氏の路線の違いが鮮明になっていた。首相は2月、組織改革に強い意欲を示す塩崎氏に対し、改革の関連法案の今国会提出を見送るよう指示した。背景には、改革に反対する厚労省年金局の働きかけがあったようだ。塩崎氏は「首相に言われたら仕方がない」と白旗を揚げた。
 塩崎氏は25日の衆院厚労委員会で、民主党から「組織改革の関連法案を提出するのか」と攻め立てられた。政府は表向き提出断念を明言しておらず、塩崎氏は「何とも申し上げられない」と苦しい答弁に終始した。