自民党のリベラル派の谷垣幹事長が、公明党の井上幹事長と、訪中しています。
いろいろ、約束をしてくることになるだろうと思いますが、戦後70年談話については、外堀も内堀も埋められてきたように思いますので、いままで使われてきた文言を使わない、ということはできず、そのまま使われることと予想します。その上で、安倍首相の思いがどこまで盛り込めるのか、というレベルの話になってきそうです。


産経新聞

谷垣氏が中国序列4位と会談 村山談話継承求める 「正しく歴史認識を」 谷垣氏「心配は不要」

 自民党の谷垣禎一、公明党の井上義久両幹事長は23日、訪問先の北京市内で中国共産党序列4位の兪正声・人民政治協商会議主席と会談した。兪氏は安倍晋三首相が今夏に発表する戦後70年談話に関し「歴史を正しく認識することが大切だ。戦後70年が一つのチャンスだ」と述べ、過去の「植民地支配」と「侵略」を謝罪した戦後50年の村山富市首相談話を継承するよう求めた。

 これに対し、谷垣氏は「中国側が心配するようなものにはならないのではないか。懸念は帰国後、首相に伝える」と応じた。中国公船による尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺への相次ぐ領海侵入に対しては「控えてほしい」と語った。
 また、日中関係について「不幸な時代もあったが、先人たちが良い関係を作ろうと努力してきた。隣国だけに、難しい時代もあったが、何とか乗り越えなければならない」とも述べた。
 谷垣、井上両氏は24日に中国共産党の王家瑞中央対外連絡部長と会談し、平成21年以来、途絶えている「日中与党交流協議会」の再開を確認する見通し。両氏は23日に北京に到着した。25日に帰国する予定。