翁長沖縄県知事が、23日午後、記者会見を行うそうです。
しっかりと説明責任を果たしながら、今後の政治的な決断をしていってもらえれば、と、思います。

それに対して、日本政府も、しっかりと話し合いをしてもらえれば、と。
やはり、ここは、安倍総理が、沖縄県を訪問し、しっかりと、沖縄県民に語りかけ、翁長知事とも話し合ってもらえたら、と願っています。
菅官房長官は、「この期に及んで」などと感情的な発言を繰り返していますが、翁長知事も民主的な意見集約による沖縄県民の意思を受けての政治判断ですから、強硬に押しても、効果はなく、反発が強まるだけだと思います。地元の同意や支持がなければ、巨大な建設プロジェクトがスムーズに進むはずがありません。成田空港の二の舞になりそうです。

もっと、政治の知恵、が欲しいです。

このまま行くと、司法の場にうつるでしょうか。
その場合、時間がかかりますから、仮に、差し止め命令で、工事が止まりますと、困るのは政府のほうかと思います。あと、普天間の市民でしょうか。


沖縄タイムスから

辺野古新基地:岩礁破砕許可取り消しも 23日午後、翁長知事会見

 翁長雄志知事ら県三役が23日午後1時45分から県庁で記者会見を開く。名護市辺野古の新基地建設で、昨年8月に沖縄防衛局に出した岩礁破砕許可の取り消しに向けた手続きを進める内容を説明するとみられる。名護市瀬嵩の浜で21日に開かれた新基地建設に反対する集会で、翁長知事の代理で出席した安慶田光男副知事は「翁長知事が近々に最大の決意をし、決断をする時期が来ます」と発言していた。

(引用終わり)

NHKのニュースサイトから

沖縄県知事 作業中止指示へ 許可取り消しも

沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設計画を巡って、沖縄県の翁長知事は、県による現地調査を行うため、沖縄防衛局に対し名護市辺野古沖での作業を1週間以内に中止するよう、23日指示したうえで、指示に従わない場合は前の知事が出した許可を来週にも取り消す方針を固め、記者会見を行って明らかにすることにしています。

沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設計画を巡って、沖縄県は、移設先の名護市辺野古沿岸部に沖縄防衛局が設置したコンクリートブロックが許可した区域の外で海底の岩礁を壊した可能性が高いとして、独自に現地調査を始めました。
しかし、立ち入り禁止区域での調査がアメリカ軍から認められなかったほか、中断していた海底のボーリング調査が再開されるなど移設に向けた作業が進んでいることから、沖縄県の翁長知事は、去年8月に前の知事が出した埋め立て工事で岩礁を破壊する許可の取り扱いを巡って県幹部らと対応を協議してきました。
そして、翁長知事は、県による現地調査を行うため、沖縄防衛局に対しボーリング調査も含め移設に向けた作業を1週間以内に中止するよう、23日指示したうえで、指示に従わない場合は許可を出した際の条件に違反するとして来週にも許可を取り消す方針を固めました。
翁長知事は、県幹部を集めた23日朝の会議で、「きょうをもって新たな局面に入る」と述べ、23日午後2時半から記者会見を行って、こうした方針を明らかにすることにしています。
沖縄県は許可を取り消せばボーリング調査や埋め立ては行えないとしていますが、防衛局側は見解が異なるとして対抗措置を取るものと見られます。

官房長官「甚だ遺憾」
菅官房長官は午前の記者会見で、「この期に及んで、そうしたことが検討されているとすれば甚だ遺憾だ。工事の許可は沖縄県側と十分調整したうえで受けたもので、政府としてそうした状況であることをしっかり説明していきたい。国が勝手にやっているわけではなく、沖縄県と調整をして許可をいただき、今日がある。工事を行っていることには全く問題はなく、粛々と工事を進めていくことに変わりはない」と述べました。