歴史に学べばなりません。
たぶん、成功した歴史よりも、失敗した歴史、のほうが、学ぶべきことが多いのではないか、と思います。

国際政治では、主張すべきことは主張しておかねばならない、ということはわかります。
また、今回の安全保障理事会での討論会は、互いの立ち位置をしっかりと諸外国に伝える場、と、考えるべきなので、日本の国連大使が、しっかりと日本が平和国家として歩んでいることを強調したことは間違いないと思います。

つまり、中国や韓国などの近隣諸国に対して、自分たちの主張をしっかりと述べることができた、として、拍手喝采することではない、と思います。

国際連盟を脱退して、孤立をすすめ、そして、三国軍事同盟へと進んでいった、あの歴史を繰り返してはならない、ということです。
あのとき、松岡洋右は、満州国について討論がなされた国際連盟の総会で、日本が脱退することになった結果について、外交官として失敗であったと後悔しながら帰国の途についた、と、言われています。
でも、その外務大臣の帰国を歓喜の声で迎えたのが、当時の日本国民であったこと、忘れてはいけません。
外交にしろ、国の方針を決めるのは、最終的には、国民だということです。主権が国民になかった戦前でさえ、そうだったのです。

当時の政府が国策を誤り、その後の国全体の行く末を誤ることにつながっていったあのとき、それを支持した国民の熱狂がどのように作り出されたのか、といえば、それは新聞というマスコミでした。
マスコミが国民を誤った方向に導くと、政府は国策を誤ります。

それと、今は、インターネットにあふれる匿名の過激な意見、でしょうか。

日本の健全なジャーナリズムの復活を期待しています。


産經新聞から

日本、中国の批判に反論 吉川大使「世界の平和貢献」

 日本の吉川元偉国連大使は23日、国連創設70年を記念する安全保障理事会の討論会合で演説し、日本が第二次世界大戦への「深い反省の念」に基づき、「平和を愛する国家としての道を歩んでいる」と訴えた。

 吉川大使は「日本は自由や民主主義、法の支配を尊重し、世界の平和と安全維持に貢献してきた」と強調。「こうした姿勢は日本人が誇りとするところであり、今後も変わらない」と述べ、国連とともに、平和構築や核軍縮・不拡散、人権問題、女性の権利向上などに積極的に取り組む方針を表明した。さらに、国連改革の実現を求めた。
 中国の王毅外相はこれに先立つ演説で「(加盟国の中には)歴史的事実がすでに明らかであるのに、過去の侵略の犯罪を糊塗しようとしている国がある」と、歴史認識をめぐって日本を間接的に批判していた。
 吉川大使の演説は、王外相の演説に反論した形だが、王外相はすでに退席した後だった。会合では、韓国と北朝鮮の代表も発言したが、歴史認識問題への言及は避けた。
 第一次世界大戦勃発100年に合わせて昨年1月に開かれた討論会合では、中国と韓国、北朝鮮の3カ国が安倍晋三首相の靖国神社参拝や慰安婦問題を取り上げて日本を批判した。日本が反論すると、各国が再反論するなど、激しい応酬があった。