先日のワシントンポスト紙に続いて、今度は、ニューヨークタイムス紙が、安倍首相の改憲意欲について、報道していました。

正直言えば、アメリカの新聞紙面では、中東以外のアジアのニュースと言えば、9割方が中国のことで、その他は、アフガニスタン、インドやオーストラリアぐらいのもの、日本のニュース、しかも、日本の政治の記事が掲載されること自体が珍しいことのようです。
それぐらい、アメリカ人たちにとって、日本は「安パイ」とされているのでしょう。

この記事では、安倍首相が、改憲に向けての強い意欲を示した、ということで、首相の言葉を紹介することに多くを割いています。もちろん、憲法9条についても紹介しています。

Japanese Premier Makes Impassioned Appeal to Change Constitution
(日本の首相が、改憲への強い意欲を示した)

http://www.nytimes.com/2015/02/13/world/asia/abe-makes-impassioned-appeal-to-change-constitution.html?ref=asia&_r=0

ただ、最後のところで、以下のようなフレーズがありました。

Before becoming prime minister two years ago, Mr. Abe had frequently called for discarding Japan’s American-imposed “postwar regime,” including Article 9.
(首相に就任する2年前に、安倍氏は、アメリカが押し付けた日本の「戦後政治体制」を、9条も含めて、捨てさらなければならない、と、何度も主張していた)

アメリカからは、かなり、厳しい視線が向けられていると感じます。