第二次大戦終結から70周年にあたり、ローマ法王は、最も恐ろしい惨事はヒロシマの原爆であった、と、述べたそうです。
この惨劇は、天災や過失によるものではなく、人類の科学技術によってもたらされた、意図された惨劇とも言え、「最も恐ろしい」と表現したことに納得です。


産經新聞から

広島への原爆投下「最も恐ろしい惨事」ローマ法王、平和訴え

 「1945年8月6日、われわれは人類史上、最も恐ろしい惨事の一つを目撃した」。ローマ法王フランシスコは12日、バチカンで行った各国の駐バチカン大使ら外交団に対する新年のあいさつで広島への原爆投下に触れ、今年が第2次大戦終結から70年に当たることを念頭に平和な世界を構築するよう訴えた。

 法王は、原爆投下について「前代未聞の新しい手段で、世界は初めて人類の破壊力のすごさを経験した」と指摘。大戦という悲劇の灰から各国の間に対話の意思が生まれ、国連の創設につながったとして、世界の平和と発展のために国連が果たす役割に期待を示した。
 ウクライナや中東、アフリカなど世界各地で紛争が続く中、「各国政府や国際社会はあらゆる形の戦闘や憎悪、暴力を終わらせ、和解と平和、人間の尊厳を追求するように」とも求めた。