安倍首相が、年頭の伊勢神宮参拝後、伊勢市内で記者会見した内容について、外国の報道機関がどのように報道しているのかな、と、各社のWebサイトをみてみたのですが、ニュースにしていたのは、アメリカの保守系新聞、ワシントンポスト紙でした。

The Washington Post

Japan’s leader says he will express remorse for World War II
(日本の指導者が、第二次大戦についての自責の念を表すつもり、と述べた)

というタイトルでした。
安倍首相が、この8月に、村山談話を継承する内容で、戦後70周年の談話を出すつもりだ、と述べたと書いてあります。ワシントンポスト紙が報道することで、「世界への公約」となってしまいました。

その記事の一番最後に、アメリカ国務省のサキ報道官のコメントが書かれていました。

“We encourage Japan to continue to work with its neighbors to resolve concerns over history in an amicable way through dialogue,”

「我々は、日本に対して、近隣との対話を通して、過去の歴史の問題を解決する作業を継続するよう、促している」

のだそうです。

まるで、「悪い子」を正しく教え諭す「教師」のようです。
日本と韓国、中国などが仲良くすると、欧米諸国への脅威となる存在になるため、ぎくしゃくしているほうが、都合がよいし、その関係を取り持つような役割を演じることで、漁父の利のようなメリットも得られる、ということでしょうか。
このような記事を書かれてしまうこと自体、安倍首相の政治姿勢が日本の国益を毀損している、と、私は思います。