経済活動より大事なものがある、というのは賛成したいと思います。
経済至上主義というような風潮があるように感じていますので。

でも、これは、警察権力による横暴ではないか、と、私は感じます。
暴走族の不法行為を止めるために、民間に協力を求める、というのはわかりますが、どうにも、不可解なケースだったと思います。
警察権力の監視も、ジャーナリズムの重要な責務と私は思っていますので、今回のことをきちんと報道したNHKには敬意を表したいと思います。

高速道路を運営している主体と警察との関係を感じるニュースでもありました。
閉鎖を決めたのは当日、とのことですが、私は怪しいと思います。関係する販売店など、経済活動への影響も大きいからです。事前に決めていたのではないか、と思います。


NHKのニュースから

高速のSA閉鎖で苦情相次ぐ

年始のUターンラッシュが続いていた、3日夜から4日未明にかけて、三重県内の高速道路の一部のサービスエリアやパーキングエリアが閉鎖されました。
警察は、暴走族が集まるのを防ぐためだったとしていますが、事前の告知はなく、トイレが使えないなどの苦情が相次ぎました。
三重県警察本部によりますと、閉鎖されたのは、東名阪自動車道の上りの御在所サービスエリアや、伊勢湾岸自動車道の湾岸長島パーキングエリアなど、合わせて5か所です。
この地域には、例年、正月に暴走族が集まることからことしは、三重県警が、中日本高速道路に協力を求め、3日午後7時から4日午前2時までの7時間にわたって、5か所の施設を全面的に閉鎖しました。
閉鎖を決めたのは当日で、事前の告知は、なかったということです。
また、この時間帯は、年始のUターンラッシュが続いていたため、トイレが使えないなどの苦情が警察に相次いだということです。
三重県警察本部高速道路交通警察隊の北井秀也副隊長は「ドライバーへの情報提供のしかたに問題がなかったかなど、今後、検討したい」と話しています。
サービスエリアなどを管理する中日本高速道路によりますと、閉鎖に関する苦情などが、これまでに、合わせておよそ130件あったということです。
中日本高速道路は「閉鎖は、警察からの依頼を受けて行ったが、事前の周知など、広報のあり方については今後、警察と話し合いたい」としています。