東京駅開業100周年を記念した限定のスイカの販売が混乱し、販売中止となった問題ですが、結局、JR東日本は、希望する人全てに行き渡るように、該当スイカの追加販売を行なうことになるそうです。

よかったと思います。

もともと、殺到した購入希望者というのは、個人収集を目的とした方もいたでしょうけれども、多くは、転売利益を目的とした方々だっただろう(私の推測)と思うからです。

人や社会から、(不当に)お金を奪ってもかまわない というような風潮を緩和させなければ、と、最近の風潮をみながら、この社会の行く末を危惧しています。

自分の趣味や興味の対象ではなく、インターネットのオークションで転売することを目的に、このようなものを購入することを、JRという公的な責務を負っている大企業が率先して行なうべきではありません。

だから、こんな事態になったからには、限定販売であることをやめて、希望する方に広く行き渡るように販売すればよい、と思うのです。

昔から、切手がそうですが、趣味として収集されることがある金券のようなものがあります。切手は、たとえば、天皇陛下ご在位何周年記念、など、美しい印刷で、使用されることを前提としていないものが発売されることも普通に行なわれています。記念貨幣のようなイメージがありますね。以前には、テレホンカードもそうでした。

本来の目的には使用されることがないのに売れるもの、売る側にとっては魅力的なものでしょうね。
切手にしても、テレホンカードにしても、未使用のものには、大きな価値が認められることになっています。
鉄道の切符などにもそのような価値を認めることがありますが、未使用だからよい、というようなことはないように思います。

JR東日本は、スイカについても、切手やかつてのテレホンカードのように、同様の付加価値をつけて、販売していこうと考えているのかもしれませんが、本来の目的を考えれば、望ましいことではない、と、私は思います。
スイカなんて、未使用のままとなれば、その分の販売利益がそのままJR東日本の利益となるからです。
希望者全員に販売することにすれば、付加価値はほとんど生まれず、普通のスイカと同じように使用することも行なわれ、健全な社会が維持されると思います。

希望者全員に販売するとなれば、最終的な販売数は増える?
それとも、意外に減るかも。

株も投資も、根っこは同じかもしれません。