とうとう、アメリカは、ビンラディン容疑者を殺害したそうです。

拘束ではなく、殺害。

遺体すら、海に流してしまったという。ええ?
本当に、実在していたのか?ビンラディン?ビンラーディン?
海に流したって、それは、イスラムの教えにそった方法なのかな。そういえば、腎不全をわずらい、血液透析を受けなければならない、と、聞いた事がありましたが。

いろいろ、感じるものがありますが、拘束して裁判にかけたところで、もともと、全てが明らかになることはなかったでしょうから、まあ、しかたないのか。しかし、正式に裁判を行わずに、軍により殺害して、それで、「正義は達成された」って、おかしくないかな。これは、911の復讐?

アメリカのCIAや政府内部の関係者にも、これで、ホッとした方がたくさんいるんでしょう。
まさに、「死人に口なし」ですよね。

お互いに、手を汚している、ことは間違いない。
確実に言えるのは、ビンラディン殺害、ということは、一つの時代が終わった、ということでしょうね。
CIAや国防総省で、ビンラディン関係のことを担当している部署は閉鎖される。もう、それらの部署の存在意義もなくなったから。担当者たちは、別の仕事に移ることになる。そういうこと。

一つだけ。

われわれの、一見、平和な暮らしも、その裏側では、醜いものがうごめいてるのでしょうか。われわれの安寧な暮らしは、実は、そのおかげだ、と思うべきでしょうか。

これで、世界は、より平和に近づいた、と思えばいいのかしら。
正義(justice)が行われたと思えばいいのかしら。

それは、あまりに、無邪気すぎるよね。アメリカ人が好きな「正義(justice)」は、誰から見ての正義?正義って、一方的だな。あ、当然か。

われわれは、われわれの平和な暮らしの裏側にある醜いものを、しっかりと見据えなければいけない、ということかな。目をそらしてはいけないということかな。
そして、その醜いものは、われわれ自身の中にも存在するということ。