稲作が認められた水田。米からの放射性物質の量は基準値以内が確認されていたので、安心して農業を行っていた地域。
しかし、翌年には、突然、稲穂の一部から強い放射性物質がみつかり、明らかに飛散して付着したとしか考えられないことから、その原因とともに問題となっていたのですが、その原因について、やっと、公表されたようです。
まさか、滋賀県知事選挙が終わるタイミングを待っていたのではないでしょうね。
この国の統治機構が、国民の一人一人の暮らしに向き合って、その責務を果たすようになるよう、私たちはしっかりと監視していかねばなりません。
そのためには、国民にしっかりと知らせる必要があります。マスコミの方々、ジャーナリストの方々、どうぞ、よろしくお願い致します。
朝日新聞から
がれき撤去で20キロ飛散の恐れ、説明せず 国や東電
福島第一原発事故から2年以上たった昨年8月のがれき撤去作業で、住民が暮らす、20キロ以上離れた地域まで放射性物質が飛散した可能性を知りながら、国や東京電力は公表してこなかった。今後も新たに飛散する恐れがあるのに、東電は詳細な作業日程の公開など十分な対策をとらないまま作業を進める構えだ。
がれき撤去で飛散、コメ汚染 福島第一の20キロ先水田
福島県南相馬市で昨秋に収穫されたコメから基準超のセシウムが検出されたことを受け、農林水産省は今年2月、地元の農業関係者の会合で「現時点で原因は不明」と説明していた。3月に東電に対してがれき撤去で飛散した可能性を指摘し、防止策を要請した後も地元には説明していない。
農水省穀物課は当初からがれき撤去で飛散した可能性があるとみて、1月に原子力規制庁に相談。3月に気象庁気象研究所に問い合わせ、「20キロ程度は飛散し得る」と回答を得ていた。がれき撤去による飛散の可能性を地元に説明していない理由について、同省の担当者は「原因がはっきりした後で説明するつもりだった」と取材に語った。
しかし、翌年には、突然、稲穂の一部から強い放射性物質がみつかり、明らかに飛散して付着したとしか考えられないことから、その原因とともに問題となっていたのですが、その原因について、やっと、公表されたようです。
まさか、滋賀県知事選挙が終わるタイミングを待っていたのではないでしょうね。
この国の統治機構が、国民の一人一人の暮らしに向き合って、その責務を果たすようになるよう、私たちはしっかりと監視していかねばなりません。
そのためには、国民にしっかりと知らせる必要があります。マスコミの方々、ジャーナリストの方々、どうぞ、よろしくお願い致します。
朝日新聞から
がれき撤去で20キロ飛散の恐れ、説明せず 国や東電
福島第一原発事故から2年以上たった昨年8月のがれき撤去作業で、住民が暮らす、20キロ以上離れた地域まで放射性物質が飛散した可能性を知りながら、国や東京電力は公表してこなかった。今後も新たに飛散する恐れがあるのに、東電は詳細な作業日程の公開など十分な対策をとらないまま作業を進める構えだ。
がれき撤去で飛散、コメ汚染 福島第一の20キロ先水田
福島県南相馬市で昨秋に収穫されたコメから基準超のセシウムが検出されたことを受け、農林水産省は今年2月、地元の農業関係者の会合で「現時点で原因は不明」と説明していた。3月に東電に対してがれき撤去で飛散した可能性を指摘し、防止策を要請した後も地元には説明していない。
農水省穀物課は当初からがれき撤去で飛散した可能性があるとみて、1月に原子力規制庁に相談。3月に気象庁気象研究所に問い合わせ、「20キロ程度は飛散し得る」と回答を得ていた。がれき撤去による飛散の可能性を地元に説明していない理由について、同省の担当者は「原因がはっきりした後で説明するつもりだった」と取材に語った。
コメント
コメント一覧 (2)
国民を危険から守るべき国の統治機構が、東京電力と立場を同じにしているように見えるのは、本当に残念です。
朝日新聞から
50キロ先、住宅地にも粉じん 福島第一原発がれき撤去
東京電力が昨年8月に福島第一原発で実施したがれき撤去作業で放射性の粉じんが20キロ以上離れた避難区域外の水田に飛散した可能性が指摘されている問題で、この時の放射性の粉じんがさらに50キロ付近まで飛んでいた可能性が高いことが京大研究グループの調査で分かった。今後も実施していくがれき撤去作業による汚染が広範囲に及ぶ恐れを示すものだ。
がれき撤去で飛散、コメ汚染 福島第一の20キロ先
調査したのは、京大大学院医学研究科の小泉昭夫教授(環境衛生)ら5人。住民の被曝量を予測するために2012年9月以降、福島県内の住宅地の3地点に空気捕集装置を置いて大気中の粉じんを集め、1週間ごとに放射性セシウム濃度を測定してきた。
このうち原発から北西48キロの相馬市で集めた昨年8月15~22日分から、他の時期の6倍を超す1立方メートルあたり1.28ミリベクレルの放射能を検出。北北西27キロの南相馬市では20~30倍だった。西南西22キロの川内村では変化がほぼなかった。
私たち国民は、今回の「事件」に、もっと怒りをもつべきではないかと思います。
毎日新聞から
福島第1:放出量は最大4兆ベクレル がれき撤去で東電
東京電力福島第1原発で昨年8月のがれき撤去時に放射性物質が飛散し、20キロ以上離れた福島県南相馬市の水田を汚染した可能性がある問題で、東電は14日、同原発からの放射性セシウムの総放出量を最大4兆ベクレルと試算していたことを明らかにした。しかし「かなり大づかみな計算」として公表せず、市にも伝えていなかった。
東電によると、敷地内や同県双葉、浪江町のモニタリングポストで実測した空間放射線量の上昇度合い、気象データを基に放出量を試算。がれき撤去で放出されたのは1時間当たり1000億~1兆ベクレルで、放出時間は計4時間と推定した。4兆ベクレルは、事故後の福島第1原発から1日に放出される放射性セシウムの1万倍以上に上る。
南相馬市には、セシウムが最大で1平方センチ当たり0.04ベクレルが沈着したと見積もった。東電は「極めて微量な放射性物質が南相馬まで到達した可能性は否定できない」と説明しつつも、同市のコメから基準値(1キロ当たり100ベクレル)を超えるセシウムが検出されたこととの因果関係については「事故直後の放射性物質によるものかもしれず、断定できない」としている。
東電は農水省の要請で、この試算を実施。4月に農水省に結果を伝え、6月には県にも情報提供したという。