Unknown私は、外国人へのヘイトスピーチを法的に規制することに賛成です。

統治機構による、表現の自由、結社の自由などの基本的人権侵害への道を開くもの、という心配の声があることはわかっています。

しかし、そもそも、わが国の憲法が、なんのために、表現の自由、結社の自由などの基本的人権の尊重を、私たちの国の統治機構に求めているのか、という本質的な理由を考えれば、ヘイトスピーチという、外国人排斥運動を見逃しておくことは、それに逆行するものだと考えざるを得ないからです。
ヘイトスピーチの対象となっている、気の毒な方々の人権が侵害されています。その状態を看過していること、許されることではありません。

本質を見失ってはいけません。

そして、今は、その対象が外国人にとどまっている、このような偏狭な差別思想ですが、それを見逃していると、次第に大きくなり、その対象を広げていくことは、歴史的事実です。
差別の対象になるはずがない、と、自分は安全な側に立っていると、第三者的に傍観していると、いつ、差別対象の方へ線引きされるか、ということ、わかっていなければなりません。

では、外国人の次は?

もちろん、今度は、同じ日本人の中で、その対象が選ばれます。
それは、弱いもの、小さいもの、異質と思われるもの、つまり、本来、守られるべきもの、です。

歴史をみれば、外国人排斥が高まった社会では、そのあと、次に、病人や身体障害者、高齢者などに、そして、性別でも、その対象が広がっていきます。もちろん。

私は、医師として、弱い方々、守られるべき方々の側に立つべき責務を負っていると自覚しています。
だから、ヘイトスピーチに反対し、それを法的に規制することに賛成です。