12月7日、ワシントンポスト紙は、日本経済が悪化している、と、特派員からの記事を載せています。
Japan’s economy is in even worse shape than feared, data shows
(日本の経済は、データによれば、予測よりもより悪化している)
http://www.washingtonpost.com/world/japans-economy-is-in-even-worse-shape-than-feared-data-shows/2014/12/07/0fc4ca76-7e77-11e4-9f38-95a187e4c1f7_story.html

先日のGDP値が速報値よりも悪化していることについての記事です。

安倍首相や自民党が、アベノミクスは成功している、と言おうと、世界にはこのような経済ニュースが流れているのです。
お人好しの日本国民はごまかせても、世界の厳しい目はだませない、というところでしょうか。

そして、論説のページでは、こんな記事がありました。

Will Japan’s habit of rewriting its history affect its future?
(日本の歴史修正傾向は、未来に影響を与えるか?)
http://www.washingtonpost.com/opinions/richard-cohen-how-will-japans-habit-of-rewriting-its-history-affect-its-future/2014/12/08/54093bcc-7f0d-11e4-8882-03cf08410beb_story.html

記事には、最初に、安倍首相が演説している写真が大きく載っています。
先日のニューヨークタイムス紙に続く、ワシントンポスト紙の論説記事となります。

「Whitewashing History in Japan」ニューヨークタイムス
http://politic.blog.jp/archives/1014953963.html

たぶん、真珠湾攻撃があった日との関係もあるのかもしれません。

しかし、現在の日本政治の指向は、アメリカ合衆国でも警戒する意見が大きくなってきている、ということと思います。アメリカ政府、つまり、アメリカ国民が、日本は信用できない、と、感じ出し、それが共通認識になったら、これは危険なことになると私は思います。それは、日本が頼りとするアメリカ政府を、韓国や中国と接近し、日本を共通の敵としてとらえる方向に導いていくことになると、心配します。
日本政府が、中国政府に対して強く出ることができるのは、アメリカの傘があるからであり、もし、その傘が小さくなるようなことがあれば、現在の日本の安全保障戦略は抜本的に崩壊します。

記事の中には、戦争中に日本が行なった蛮行が記載されています。

まず、アンジェリーナ・ジョリーが監督した映画「Unbroken」のことが書かれています。このクリスマスに封切りされるのだそうです。Louis Zamperiniというオリンピック選手の実話に基づくお話で、太平洋戦争中に飛行機が墜落して、日本に捕虜として2年半、囚われの身になった経験が語られているそうです。

次に、731部隊のことが書かれています。

そして、先日の朝日新聞の慰安婦記事撤回のことが書かれています。
「Increasingly, this historic fact is being denounced as a fiction. Too many witnesses — not to mention victims — insist otherwise.」(だんだん、この歴史的事実がフィクションと批判されつつある 十分にたくさんの証言者ー犠牲者は言うまでもなくーがいるにも関わらず)

次に、安倍首相が靖国神社を参拝したことが書かれていて、そのくだりには、「Rape of Nanking」の言葉があります。

最後に「Japan’s revisionists have their eye on the past. Others wonder what this means for the future.」と書かれて、記事は終わっています。

全体のトーンもきついですし、内容もかなり厳しいと感じます。
安倍首相は、朝日新聞だけでなく、ワシントンポスト紙にも、記事の撤回を求めることをするでしょうか。